内容説明
日本最高峰の霊山はなぜ、「信仰の対象と芸術の源泉」なのか。その山容に日本人は、そして外国人は何を見てきたのか。文献調査、フィールドワーク、インタビューからその多層的・複合的な姿を明らかにする。
目次
第1部 富士山の自然と文化(荒ぶる山;美しき山;修行の山)
第2部 信仰の対象としての富士山(富士講の開祖;富士講の中興;富士講の教え;富士詣で;象られた富士山)
第3部 芸術の源泉としての富士山(浮世絵に見られる富士山;海を渡った浮世絵;近代日本のアイデンティティとしての富士山)
第4部 近現代日本の富士山信仰(近代化と富士講;富士山と新宗教;現代日本の富士山信仰と実践に関する調査)
第5部 富士山とプロパガンダ(戦争と平和;富士山の将来像)
著者等紹介
エアハート,H.バイロン[エアハート,H.バイロン] [Earhart,H.Byron]
ウェスタンミシガン大学名誉教授。1935年生まれ。コロンビア大、東北大に学び、シカゴ大学大学院にて宗教史博士号取得。専門は比較宗教・日本宗教
宮家準[ミヤケヒトシ]
慶應義塾大学名誉教授、日本山岳修験学会名誉会長
井上卓哉[イノウエタクヤ]
富士市役所文化振興課学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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