インドネシアのイスラーム改革主義運動―アラブ人コミュニティの教育活動と社会統合

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インドネシアのイスラーム改革主義運動―アラブ人コミュニティの教育活動と社会統合

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766425178
  • NDC分類 224
  • Cコード C3022

出版社内容情報

アラブ人の教育活動の変遷から、近代インドネシアにおける社会統合とイスラーム運動との関係を、多彩な史料に基づいて明らかにする。イスラーム運動と国民国家が交錯する中で揺れ動く、外来系マイノリティのアイデンティティ。その変容の軌跡を描く気鋭の力作。



▼世界最大のムスリム人口を抱え、多民族国家でもあるインドネシアには、アラブ系のマイノリティが暮らしている。彼らは20世紀初めにムスリム社会の改革・近代化を目指す運動の中で活躍したが、国民国家が形成されはじめると帰属意識の選択を迫られることになる。アラブ人の教育活動の変遷から、近代インドネシアにおける社会統合とイスラーム運動との関係を、多彩な史料に基づいて明らかにしていく。

序 章 問題の所在



第1章 イスラーム改革主義運動の源流



第2章 イスラーム改革主義運動の始まり



第3章 インドネシア・ナショナリズムの形成



第4章 アラウィー・イルシャーディー論争の収束



第5章 ハドラマウトかインドネシアか



第6章 独立後のインドネシア社会への統合



終 章 インドネシアにおける統合の原理としてのイスラーム

山口 元樹[ヤマグチ モトキ]
著・文・その他

内容説明

世界最大のムスリム人口を抱え、多民族国家でもあるインドネシアには、アラブ系のマイノリティが暮らしている。彼らは20世紀初めにムスリム社会の改革・近代化を目指す運動の中で活躍したが、国民国家が形成されはじめると帰属意識の選択を迫られることになる。アラブ人の教育活動の変遷から、近代インドネシアにおける社会統合とイスラーム運動との関係を、多彩な史料に基づいて明らかにしていく。

目次

序章 問題の所在―インドネシアのイスラーム改革主義運動とアラブ人の社会統合
第1章 イスラーム改革主義運動の源流
第2章 イスラーム改革主義運動の始まり
第3章 インドネシア・ナショナリズムの形成
第4章 アラウィー・イルシャーディー論争の収束
第5章 ハドラマウトかインドネシアか
第6章 独立後のインドネシア社会への統合
終章 インドネシアにおける統合の原理としてのイスラーム

著者等紹介

山口元樹[ヤマグチモトキ]
1979年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2017年より公益財団法人東洋文庫研究員。専門はインドネシア近現代史、東南アジア・イスラーム史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

14
[イスラーム改革主義運動]:近代、西欧諸国と比して後進的となったイスラーム世界の復興を目的に、イスラームと近代文明の調和を掲げて様々な地域で展開した運動。◇本書は、インドネシアのマイノリティであるアラブ人によって設立されたイスラーム改革主義団体の一つ「イルシャード」の活動に焦点を当て、アラブ人コミュニティがホスト社会に統合されて行く過程を描いている。教育活動において徐々に現地志向が強まり、アラビア語教育の重視を止め、ホスト社会でのイスラーム組織である事を強調した点が統合を推進した要素の一つのようだ。2019/04/18

うえ

7
「多くのアラブ人が、もはやアラブ人であることを第一義と見做していない…インドネシアでは、2000年7月に独立後初めて民族別の集計をとった国勢調査が実施され、その中では華人やアラブ人の項目も設けられた。注目すべきなのは、この時にアラブ人と名乗った者の数が僅か八万八六名だったことである。この数字は、想定される実際のアラブ人の人口と比べてあまりに少ない…潜在的にアラブ人と主張し得る者のうちの約三分の二は、自分の民族として、アラブ人以外を名乗ったと推察されるのである」インドネシアの総人口は二億六二七万人とのこと。2020/07/18

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