出版社内容情報
もう一つの「働き方改革」に注目せよ!
長時間労働是正や賃上げなど、正社員の働き方の再検討が進んでいる。
だが、非正規雇用者、女性、高齢者が働く場を効率化することで、就業率をさらに高め、
少子高齢化に十分対応可能な労働環境を整備できる。
わが国の将来に向けて、その方策を考察・提言する。
▼“働き方改革”の推進は、正社員の境遇改善だけでとどめてはいけない。非正規雇用者、女性、高齢者の働き方をさらに効率化することで、少子高齢化した労働市場にも対応できる!
▼ ダイバーシティ経営を推進するシステム構築を提言!
非正規雇用から正規雇用への転換、非正規雇用者へのセーフティ・ネットの整備、「時間の貧困」を考慮に入れた対策、育児休業期間や育児支援の再考による、女性がより働きやすい場の提供、定年退職や失業が高齢者の健康にどう影響するかなどを考察することで、就業機会をさらに開拓し、少子高齢化に十分対応できる労働環境の整備が可能となる。将来に向けて、より幅広い働き方を選択できるシステム構築の方向性を提言する。
内容説明
長時間労働是正や賃上げなど、正社員の働き方の再検討が進んでいる。だが、非正規雇用者、女性、高齢者が働く場を効率化することで、就業率をさらに高め、少子高齢化に十分対応可能な労働環境を整備できる。わが国の将来に向けて、その方策を考察・提言する。
目次
日本の労働市場はどう変わってきたか
第1部 非正規雇用の労働力と貧困(非正規雇用から正規雇用への転換と技術革新;非正規雇用者へのセーフティ・ネットと流動性;所得と時間の貧困からみる正規・非正規の格差)
第2部 女性労働力と出産・育児(結婚・出産後の継続就業―家計パネル調査による分析;育児休業期間からみる女性の労働供給;企業における女性活躍の推進;地域の育児支援政策の就業・出産への効果)
第3部 高齢者の労働力と定年・引退(中高年の就業意欲と引退へのインセンティブ;中高年期の就業における家族要因―配偶者の就業と家族介護が及ぼす影響;定年退職は健康にどのような影響を及ぼすのか;高齢者の失業が健康に及ぼす影響)
著者等紹介
阿部正浩[アベマサヒロ]
中央大学経済学部教授。1966年生まれ。90年、慶應義塾大学商学部卒業。95年、慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。電力中央研究所研究員、一橋大学助教授、獨協大学教授等を経て現職
山本勲[ヤマモトイサム]
慶應義塾大学商学部教授。1970年生まれ。93年、慶應義塾大学商学部卒業。2003年、ブラウン大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。日本銀行調査統計局、同金融研究所勤務等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mc6ρ助(yhirose254改め)
takao
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