出版社内容情報
▼『井筒俊彦英文著作翻訳コレクション』の第六弾。
▼井筒俊彦がエラノス会議で発表した講演論文12本を初邦訳。
井筒を世界に知らしめた伝説の〈エラノス会議――。老荘思想から禅仏教、華厳、儒教、水墨画、俳句、シャマニズムまで、東洋の思想を縦横無尽に語った全12回の講演録。
『意識と本質』へと連なる思索の跡、待望の邦訳!
内容説明
井筒を世界に知らしめた伝説の“エラノス会議”。老荘思想から禅仏教、華厳、儒教、水墨画、排句、シャマニズムまで東洋の思想を縦横無尽に語った全12回の講演録。『意識と本質』へと連なる思索の跡、待望の邦訳!
目次
老荘思想における絶対的なものと完全な人間
禅仏教における自己の構造
禅仏教における意味と無意味
東アジアの芸術と哲学における色彩の排除
禅仏教における内部と外部
儒教の形而上学におけるリアリティの時間的次元と非時間的次元
素朴実在論と儒教哲学
『易経』マンダラと儒教の形而上学
禅仏教における時間のフィールド構造
イマージュとイマージュ不在のあいだ―東アジアの思惟方法
存在論的な事象の連鎖―仏教の存在感
天空の飛遊―神話創造と形而上学
著者等紹介
井筒俊彦[イズツトシヒコ]
1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。1979年、日本に帰国。93年、死去
澤井義次[サワイヨシツグ]
天理大学宗教学科教授。専門は宗教学・インド学・天理教学
金子奈央[カネコナオ]
公益財団法人中村元東方研究所・専任研究員。専門は宗教学・宗教史学
古勝隆一[コガチリュウイチ]
京都大学人文科学研究所准教授。専門は中国古典学・中国哲学
西村玲[ニシムラリョウ]
元公益財団法人中村元東方研究所・専任研究員。専門は日本思想史・仏教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
NativeSoon
-
- 電子書籍
- 安倍晴明(分冊版) 【第10話】
-
- 和書
- 検証国家戦略なき日本