内容説明
プラグマティックな言語論がベンサムの功利主義思想の哲学的基礎にあることを明らかにし、心理学、倫理学、法学、政治学など人間と秩序全般にわたる彼の厖大な思索を統一的に把握する。
目次
第1部 ベンサム思想体系の哲学的基礎(言語論と論理学;快楽主義心理学と功利主義倫理学;言語論の思想史的考察)
第2部 ベンサムの「法の科学」と「自由な国家」の構想(「批判的法学」とコモン・ロー批判;「普遍的法学」と論理学;人権宣言批判と「自由な国家」の構想)
第3部 ベンサムの民主主義理論と「言葉の戦争」(幻惑と謬論;幻惑とデオントロジー―私的倫理論の発展;『憲法典』の民主主義理論と多数者専制問題)
補論 デューイとベンサム
著者等紹介
高島和哉[タカシマカズヤ]
1971年福井市生まれ。東京大学文学部仏文科卒。早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。論文博士(学術)。早稲田大学社会科学総合学術院助手等を経て、現在、明治大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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