出版社内容情報
▼北方領土は返還されるのか? 新生ロシアはいかなる対日政策を展開してきたのか?
▼米国一極支配に対抗し、国際政治に影響力を及ぼし続ける日本の北の隣国ロシア。
下巻では、ロシアの対米・対中政策を睨みつつ、新生ロシア誕生からプーチン政権までの対日政策を検討する。
大国ロシアの領土、安全保障、シベリア・ロシア極東開発政策を貫くものを探るとともに今後の展望を考察し、対日政策決定過程の解明も試みる。
内容説明
北方領土政策を方向づけるものとは何か?新生ロシア誕生から現在までの対日政策の検証から、超大国ロシアの領土・経済・エネルギー政策を貫くものを探り、今後の方向性を提示する意欲作。
目次
第8章 「弱いロシア」とエリツィンの対日接近政策
第9章 「強いロシア」の復活とプーチンの対日実利外交
第10章 タンデム政権の対日政策―ロシア経済近代化と北方領土問題の相克
第11章 ウクライナ危機後のプーチン政権の対日政策―接近と牽制
第12章 広義の文脈におけるロシアの対日政策
終章 総括と今後の展望
著者等紹介
斎藤元秀[サイトウモトヒデ]
1948年函館市生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。フルブライト全額給費奨学生としてコロンビア大学大学院留学、Ph.D.(国際関係論)取得。杏林大学総合政策学部教授、北海道大学スラブ研究センター客員教授などを歴任。専攻:国際関係論、ロシア外交(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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