メディアの公共性―転換期における公共放送

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メディアの公共性―転換期における公共放送

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766423778
  • NDC分類 699.2
  • Cコード C3036

出版社内容情報

いま公共放送が直面する問題とは何か?世界的に関心の高まる公共放送の国際的な動向と、今後の方向性を解説する入門書。▼いま公共放送が直面する問題とは何か?



メディア環境・政治・社会・経済構造の急激な変化の中で、

問い直される「メディアの公共性」。



▼世界的に関心の高まる公共放送の国際的な動向と、

今後の方向性を解説する入門書。

放送業界をめざす学生、メディア関係者は、必携の一冊。

<b>はじめに</b>   編者一同



  <b>第?部 メディアの公共性を問い直す</b>

 

<b>第1章 公共放送とは何か</b>

 山腰修三

 1 放送の公共性とその制度化 / 2 公共放送の社会的機能 / 3 岐

 路に立つ公共放送 / 4 メディアの公共性の可能性



<b>第2章  「公共サービスとしての放送」の限界と可能性</b>

<b>―― BBCの現代的意義</b>

 中村美子

 1 はじめに ―― 放送の始まりと公共放送の誕生 / 2 公共放送モデ

 ルとしてのイギリスBBC / 3 市場原理の導入と公共サービス放送の

 縮小 / 4 公共放送の転換 / 5 公共サービスとしてのBBCの限界 /

 6 公共サービスとしての放送の可能性 ―― BBCの現代的意義



<b>第3章 メディアの公共性をめぐる制度と法</b>

 鈴木秀美

 1 メディア法制における公共性 / 2 放送法制の概要 / 3 放送の

 自由と規制 / 4 NHKの公共性



<b>第4章 メディアと公共性</b>

 大石 裕

 1 はじめに ―― メディアと民主主義 / 2 公共圏としてのメディ

 ア / 3 メディアの公共性 / 4 公共サービス放送 / 5 公共サー

 ビスメディア / 6 結び ―― 公共性と共同性



  <b>第?部 公共サービスメディア論の視点</b>



<b>第5章 ヨーロッパの公共放送の現状と課題</b>

 中村美子

 1 公共放送から公共サービスメディアへ / 2 圧力にさらされる公共

 放送 / 3 PSMの六つの価値 / 4 EBU Vision 2020の提言 / 5 ヨ

 ーロッパPSMの課題



<b>第6章 デジタル化と今後の公共放送</b>

 タイスト・フヤネン

 1 はじめに / 2 公共放送から公共サービスメディアへ ―― 批判的

 考察の必要性 / 3 放送と電子メディアとしてのラジオとテレビ /

 4 メディア横断志向のユーザーと放送メディア / 5 おわりに



<b>第7章 グローバル市場における公共メディアの役割とその価値</b>

 タニヤ・マイヤーホーファー

 1 はじめに / 2 国内における公共サービスメディアの「市場主義

 化」 / 3 国境を越えた空間における公共サービスメディアの「市場

 主義化」 / 4 越境ネットワークの「市場主義化」 / 5 越境型のPS

 Mの制度化 / 6 PSM間の連携のダイナミクス / 7 おわりに



<b>第8章 公共サービスメディアの理念と商業化</b>

<b>―― BBCワールドワイドと英米系コンテンツの市場支配</b>

 ヒルデ・ヴァン・デン・ブルック、カレン・ドンダース

 1 はじめに / 2 視聴覚コンテンツの流通・文化帝国主義、文化的近

 接性 / 3 PSMの理念と国内制作番組 vs. 海外購入番組 / 4 コンテ

 ンツ流通市場とBBCワールドワイド / 5 おわりに

  

  <b>第?部 メディアの公共性と公共放送のゆくえ</b>



<b>第9章 新興国と公共放送 ―― タイ公共放送の成立をめぐって</b>

 パラポン・ロドライドォ

 1 はじめに / 2 タイPBSの目的と組織運営 / 3 タイPBSの基盤と

 市民参加モデル / 4 タイPBSモデルの運営と成功 / 5 「公共メデ

 ィア友の会」の拡大 / 6 「TV Jor Nuer」の経験 / 7 市民意識と

 「TV Jor Nuer」 / 8 おわりに



 <b>解題</b>(中村美子)



<b>第10章 グローバル社会における公共メディアと災害報道</b>

 田中孝宜

 1 はじめに / 2 NHKと災害報道 / 3 内なるグローバル化と災害

 報道 / 4 グローバル化で変わる公共放送 / 5 境界を越える公共放

 送



<b>第11章 米国における非営利メディアの生態系</b>

<b>―― 公共放送への挑戦</b>

 アラン・G・スタヴィツキー

 1 はじめに / 2 デジタル環境の変化 / 3 デジタルメディアによ

 る地元ニュースの役割 / 4 デジタル・ニュース・メディアの国際報

 道 / 5 デジタルメディアの調査報道 / 6 共通のコンテンツと共通

 の価値観 / 7 デジタルメディアは公共メディアにどのような影響を

 及ぼすのか / 8 おわりに



<b>COLUMN アメリカにおける「公共放送」と新興の「非営利ネットメディア」</b>(田中孝宜)



<b>第12章 公共サービスメディアと人権</b>

 ミンナ・アスラマ・ホロヴィッツ

 1 はじめに ―― PSMの存在意義 / 2 国民国家の文脈 ―― PSMを

 正当化するいくつかの議論 / 3 人権に基づくアプローチのグローバ

 ルな文脈 / 4 人権に基づくPSMのあり方 ―― ヨーロッパの事例 /

 5 グローバルな次元でのPSMの存在意義 ―― ユートピアか、一つの

 可能性か



<b>第13章 コモンズとしての公共サービスメディア</b>

 コリン・シュヴァイツァー

 1 公共サービスメディアからコモンズへ / 2 コモンズという概

 念 / 3 PSMとコモンズの関連性 / 4 コモンズとしてのPSMを

 検証する枠組み





<b>索 引</b>

<b>掲載論文原題一覧</b>

大石 裕[オオイシ ユタカ]
大石 裕
慶應義塾大学法学部教授

山腰 修三[ヤマコシ シュウゾウ]
山腰 修三
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所准教授

中村 美子[ナカムラ ヨシコ]
中村 美子
NHK放送文化研究所メディア研究部上級研究員

田中 孝宜[タナカ タカノブ]
田中 孝宜
NHK放送文化研究所メディア研究部上級研究員

内容説明

メディア環境・政治・社会・経済構造の急激な変化の中で、問い直される「メデイアの公共性」。世界の公共メディアの現状と今後の方向性を探る一冊。

目次

第1部 メディアの公共性を問い直す(公共放送とは何か;「公共サービスとしての放送」の限界と可能性―BBCの現代的意義;メディアの公共性をめぐる制度と法;メディアと公共性)
第2部 公共サービスメディア論の視点(ヨーロッパの公共放送の現状と課題;デジタル化と今後の公共放送;グローバル市場における公共メディアの役割とその価値;公共サービスメディアの理念と商業化―BBCワールドワイドと英米系コンテンツの市場支配)
第3部 メディアの公共性と公共放送のゆくえ(新興国の公共放送―タイ公共放送の成立をめぐって;グローバル社会における公共メディアと災害報道;米国における非営利メディアの生態系―公共放送への挑戦;公共サービスメディアと人権;コモンズとしての公共サービスメディア)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5
国政においてNHKの存在を問題とする政党が議席を有するに至った現在における、公共放送あるいは公共サービスメディア(PSM)の意義とありかたを問う。英国におけるBBCを見ても分かるように、世界的に公共放送に疑問符か投げかけられている昨今ではあるが、公共の担い手は国民国家が存続するためにこそ必要なものではないのか。米国におけるデジタルメディアの公共性に関する章が個人的には最も興味深かった。2019/12/15

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