EPUB戦記―電子書籍の国際標準化バトル

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EPUB戦記―電子書籍の国際標準化バトル

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  • サイズ B6判/ページ数 249,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766423631
  • NDC分類 021.4
  • Cコード C3004

出版社内容情報

日本語の電子書籍を可能にした世界標準フォーマット“EPUB3”。EPUB策定を通して、改めて「書物の未来」を考える。「私たちは、何と戦っているのか?」

日本語の電子書籍を可能にした世界標準フォーマット“<ruby>EPUB3<rt>イーパブ・スリー</rt></ruby>”。

デジタル社会で少数言語を救うための道程は、困難の連続だった。

EPUB策定を通して、改めて「書物の未来」を考える。



▼「このままでは、電子書籍の世界で日本語は滅びる」??

日本語の文化を地球規模の情報通信環境のなかで生き延びさせるために立ち上がった技術者たち。その戦いは、日本語だけではなく、滅亡の危機に瀕する多くの言語利用者にとっての、かけがえのない希望の灯となった。言語文化の多様性を次の世代のために死守する戦いの奇跡の物語。

 まえがきに代えて



第1章 大地とその時代

 1 慚 愧

 2 以前、ぼくも編集者だった

 3 矢野直明さんとの出会いと、コンピューターで書くということ

 4 「大地」のテクノロジー

 5 中野幹隆さんと『普遍論争』



第2章 諫言の彼方に

 1 諫言楽組曲

 2 電子書籍コンソーシアムの顛末

 3 失われた時を求めて

 4 夢のあとに



第3章 EPUB戦記

 1 JLreqという出来事

 2 日本の電子出版状況

 3 電子書籍と外字問題

 4 EPUB日本語チーム結成

 5 再招集

 6 関ヶ原の戦い

 7 CSS戦記

 8 かぐや姫

 9 EPUB3の戦後

10 JLreqという出来事、その後



第4章 書物の未来へ

 1 中野幹隆さんの死

 2 藪の中または平行物語論へ

 3 ギロチンまたは書物の解体新書

 4 スピンまたは本の背

 5 ハイパーテキスト論再考

 6 そして、共観年代記へ

 7 日本語書記技術論をめざして



 あとがきに代えて



 事項索引

 人名索引

 参考文献

小林 龍生[コバヤシ タツオ]
小林 龍生
1951年生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科卒業。小学館編集部、ジャストシステムデジタル文化研究所を経て、有限会社スコレックス設立。現在、同社取締役。元Unicode Consortium Director、元International Digital Publishing Forum Director。情報処理推進機構専門委員、日本電子出版協会フェロー、文字情報技術促進協議会会長など。

内容説明

「このままでは、電子書籍の世界で日本語は滅びる」―日本語の文化を地球規模の情報通信環境のなかで生き延びさせるために立ち上がった技術者たち。その戦いは、日本語だけではなく、滅亡の危機に瀕する多くの言語利用者にとっての、かけがえのない希望の灯となった。言語文化の多様性を次の世代のために死守する戦いの奇跡の物語。

目次

第1章 大地とその時代(慚愧;以前、ぼくも編集者だった ほか)
第2章 諌言の彼方に(諌言楽組曲;電子書籍コンソーシアムの顛末 ほか)
第3章 EPUB戦記(JLreqという出来事;日本の電子出版状況 ほか)
第4章 書物の未来へ(中野幹隆さんの死;薮の中または平行物語論へ ほか)

著者等紹介

小林龍生[コバヤシタツオ]
1951年生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科卒業。小学館編集部、ジャストシステムデジタル文化研究所を経て、有限会社スコレックス設立。現在、同社取締役。元Unicode Consortium Director、元International Digital Publishing Forum Director。情報処理推進機構専門委員、日本電子出版協会フェロー、文字情報技術促進協議会会長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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majiro

14
まさに、戦記だなあ。バトルだなあ。紀田順一郎さんの「生涯をかけた一冊」は、読まなきゃな!2017/02/22

naotan

7
本屋で気になって手に取り、レジで金額を聞いてギョッとする。でも面白かった。W3Cの「日本語組版処理の要件(日本語版)」には執念のようなものを感じますね。2017/11/14

スプリント

5
ABC英語辞典の出版に関わったというところにたまらなく惹かれました。懐かしい。2018/08/20

西澤 隆

5
日本語は「マイナー言語のチャンピオン」。だからいろんな非標準対応が生まれるのだけれど、それをあえて「国際標準」できちんと表示できるようにするための仕様を作り、ほかのアジア諸国と協業し国際規格として採択させた仕事の記録。会社の看板ではなく個人の名前で仕事をすること、自分の目的をゴリ押しするのではなく他を巻き込んで(今回の場合は中韓モンゴル中東など…)全体の利益を得る構図を作ること、スピード感を持って話しを進めること。前作同様「いろんな海外のひととネゴするひとの仕事のやりかた」をのぞき込み、頭が下がりました。2017/10/24

konomichi

5
小林さんの前著、ユニコード戦記の続編と言ってもいい。前著と合わせて、PC、ブラウザ、スマフォ、タブレット等で、日本語を読み書きしている人にとっては、まさに、聖書でいう、天地創造に値する。小林さん、村田さんをはじめとする憂国の士たる方々あっての、国際標準技術なのですよ、ということを再認識するためにも必読とすべき書。2017/03/25

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