出版社内容情報
上巻では、聖典注解、ボルドー、アヴィニョン、ユダヤ教文化、革命期をへて、19世紀末のドレフュス事件までの過程をたどる。▼追放、居住許可、移民、難民・・・絶えざる人の流れに彩られた「フランス・ユダヤ」の道程を語り下ろす、2000年の歴史絵巻、全2巻!
▼上巻では、中世のラシによる聖典注解、旧体制下のボルドー、アヴィニョン、アルザス・ロレーヌに花開いたユダヤ教文化、市民としての〈解放〉を見た「革命期」をへて、19世紀末のドレフュス事件まで、異文化の相克とアイデンティティー構築の過程をたどる。
序 ―― フランス史のなかの〈ユダヤ〉、ユダヤ史のなかの〈ツァレファト〉
<b>第1部 前 = 国境的世界</b>
第1章 前 史
第2章 ラシの閃光
第3章 キリスト教世界の思春期 ―― 第一回十字軍から一三九四年の
追放令まで
第4章 「美しき殉教」 ―― トロワの詩文
第5章 「プロヴィンツィア」のユダヤ教世界
第6章 「教皇のユダヤ教徒」
第7章 「新キリスト教徒」の流入
第8章 「新キリスト教徒」の末裔たち
第9章 アルザス・ロレーヌのユダヤ教世界
<b>第2部 〈大革命〉からドレフュス事件まで</b>
第10章 フランス革命期
第11章 ナポレオン体制
第12章 新しいユダヤ教精神 ―― 王政復古、七月王政
第13章 伝統と改革 ―― 第二共和政と第二帝政
第14章 アルジェリア
第15章 同化と異化 ―― 第三共和政前期
第16章 ドレフュス事件
第17章 〈聖地〉をめぐって
参考文献一覧【上巻】
図表出典一覧【上巻】
菅野 賢治[カンノ ケンジ]
菅野 賢治
1962年、岩手県生まれ。パリ第10(ナンテール)大学博士課程修了。東京理科大学理工学部教授。専門はフランス語フランス語圏文学、ユダヤ研究。
著書に『ドレフュス事件のなかの科学』(青土社、2002年)ほか。訳書にレオン・ポリアコフ『反ユダヤ主義の歴史』(全五巻、筑摩書房、2005-2007年)、ヤコヴ・M・ラブキン『トーラーの名において ―― シオニズムに対するユダヤ教の抵抗の歴史』(平凡社、2010年)、同『イスラエルとは何か』(平凡社、2012年)ほか。
内容説明
追放、居住許可、移民、難民…絶えざる人の流れに彩られた「フランス・ユダヤ」の道程を語り下ろす、2000年の歴史絵巻、全2巻!上巻では、中世のラシによる聖典注解、旧体制下のボルドー、アヴィニョン、アルザス・ロレーヌに花開いたユダヤ教文化、市民としての“解放”を見た革命期をへて、19世紀末のドレフュス事件まで、異文化の相克とアイデンティティー構築の過程をたどる。
目次
第1部 前=国境的世界(前史;ラシの閃光;キリスト教世界の思春期―第一回十字軍から一三九四年の追放令まで;「美しき殉教」―トロワの詩文;「プロヴィンツィア」のユダヤ教世界;「教皇のユダヤ教徒」;「新キリスト教徒」の流入;「新キリスト教徒」の末裔たち;アルザル・ロレーヌのユダヤ教世界)
第2部 “大革命”からドレフュス事件まで(フランス革命期;ナポレオン体制;新しいユダヤ教精神―王政復古、七月王政;伝統と改革―第二共和政と第二帝政;アルジェリア;同化と異化―第三共和制前期;ドレフュス事件;“聖地”をめぐって)
著者等紹介
菅野賢治[カンノケンジ]
1962年、岩手県生まれ。パリ第10(ナンテール)大学博士課程修了。東京理科大学理工学部教授。専門はフランス語フランス語圏文学、ユダヤ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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BLACK無糖好き
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