出版社内容情報
小林秀雄と井筒俊彦。両名を、「詩」と「哲学」の不可分性を追究した思想家として描き出し、その思想の根源を探る稀有な一冊。
▼哲学者は詩人たり得るか?
日本古典の思想性を「詩」の言葉で論じた小林秀雄――。
古今・新古今の歌に日本の哲学を見出した井筒俊彦――。
二人の巨人を交差させ、
詩と哲学の不可分性に光をあてる、清廉な一冊。
一 言葉とコトバ
二 ランボーの問題
三 生けるムハンマド
四 美しい花
五 ロシア的霊性
六 リルケの問題
七 ベルクソンと『嘔吐』
八 二つの主著
九 継承と受容
十 それぞれの晩年
あとがき
【著者紹介】
若松 英輔
1968年生まれ、慶應義塾大学文学部仏文科卒業。
2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選。
代表著作に、『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会、2011年)『魂にふれる』(トランスビュー、2012年)『吉満義彦 詩と天使の形而上学』(岩波書店、2014年)など。
内容説明
日本古典の思想性を「詩」の言葉で論じた小林秀雄―。古今・新古今の歌に日本の哲学を見出した井筒俊彦―。二人の巨人を交差させ、詩と哲学の不可分性に光をあてる、清廉な一冊。
目次
1 言葉とコトバ
2 ランボーの問題
3 生けるムハンマド
4 美しい花
5 ロシア的霊性
6 リルケの問題
7 ベルクソンと『嘔吐』
8 二つの主著
9 継承と受容
10 それぞれの晩年
著者等紹介
若松英輔[ワカマツエイスケ]
批評家。『井筒俊彦全集』編集担当。1968年生まれ、慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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