アウトテイクス - 小熊英二論文集

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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766422399
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C1030

出版社内容情報

日本思想史を彩る思想家の核心に迫り、近代日本社会の集合的な意識のありようを浮き彫りにする。

岡倉天心、新渡戸稲造、
矢内原忠雄、柳田国男、
丸山眞男、大江健三郎、小田実 ――。
日本思想史を彩る思想家の核心に迫り、
近代日本社会の集合的な意識の
ありようを浮き彫りにする。

▼小熊史学のエッセンス

序 文

虚妄の「アジア」 ―― 岡倉天心における「アジア」像の変遷

「植民政策学」と開発援助 ―― 新渡戸稲造と矢内原忠雄の思想

崩壊する日本語 ―― 台湾統治初期における日本語教育論議

金関丈夫と『民俗台湾』 ―― 民俗調査と優生政策

柳田国男と「一国民俗学」

近代日本のフィールドワーク私見

「日本型」近代国家における公共性

丸山眞男の神話と実像

清水幾太郎 ―― ある戦後知識人の軌跡

「戦後民主主義」とナショナリズム ―― 初期の大江健三郎を事例として

「作家」としての小田と「運動家」としての小田――小田実『「難死」の思想』解題

孤独なアナルコ・リバタリアンの思想 ―― 中村とうようの無政府自由主義

【著者紹介】
小熊 英二
1962年生まれ。東京大学農学部卒業、出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授。著書に、『単一民族神話の起源』、『〈日本人〉の境界』、『〈民主〉と〈愛国〉』、『1968』(以上、新曜社)、『増補改訂 日本という国』(イースト・プレス)、『社会を変えるには』(講談社現代新書)、『原発を止める人々』(文藝春秋)などがある。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

7
1997年から2011年までに発表された短い論文12篇をまとめたもの。とにかく読みやすい。そして註の付け方が丁寧。白眉はデマゴーグとしての清水幾太郎についての論文だろう。何と言っても笑いながら読める論文は愉しい。また他の小熊本にも触れてみようと思う。2017/07/11

田中峰和

3
映画など最終版で使用しなかった素材をアウトテイクスという。この本は戦前、戦後の知識人を論じた未出版の内容だ。丸山眞男と清水幾太郎を論じた部分が面白い。ジャーナリスト志望だった丸山はリベラルな研究室の空気を満喫したあと、徴兵され苦渋をなめ、戦後は知識人のリーダーとなるが、全共闘世代に非難される。清水は対照的に東大で社会学を学んだあと、フリーの物書きになった。全学連主流派を支持し、反米ナショナリズムを唱え、その変節ぶりに知識人から反感と憧れをもたれる。小熊は今後、人物を特定した論文は書かないという。残念だ。2015/10/03

つまみ食い

1
『インド日記』や『民主と愛国』『1968』などの大著のボーナストラック的な論文集。しかも民俗学から政治学、文学などジャンルが多岐に渡っている(まさに録音時期も異なり音楽性も大いに異なるデモ音源が集められたビートルズのアンソロジーのように)ため、読者それぞれの興味に応じてつまみ読みも可能になっている。そのようにいい意味でまとまりを欠いたものとして捉えても楽しいが、一貫したものとして明治から戦後にいたる日本の一種のインテレクチュアルヒストリーと捉えることもできる2021/01/26

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