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統計学基礎講義 (第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 420p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784766422252
  • NDC分類 417
  • Cコード C3041

出版社内容情報

第2版では、貧困率やポートフォリオなどの項目の追加、エクセルに関する解説の対象の拡張、練習問題の更新などを行った。

実証分析の中心である回帰分析を軸に最短での理解を目指すテキスト。

▼社会事象の分析ツールや経済理論モデルの基礎として重要な統計学を、最短距離で使えるようになるための中級教科書。
▼基本概念を要領よくまとめ、きめ細かな例題を繰り返しながら、実証分析の中心である回帰分析を最短で理解できるようになることを目指している。多くの教科書では最後に置かれることの多い回帰分析を、必要最小限の基礎を積み重ねた上でまず学び、その後、そこまでに扱わなかった重要項目を加えて学んでいく構成になっている。
▼新聞記事からの引用を例題に使いながら、ある概念が、どんな事象のどんなデータを得るために必要なのかを丁寧に段階を踏んで解説する。
▼各章附録では、Excelを例に、表計算ソフトの使い方も概説。また、巻末には、練習問題の懇切丁寧な解説付き。
▼第2版では、社会におけるデータ分析の重要性の増加を考慮し、貧困率やポートフォリオなどの項目の追加、エクセルに関する解説の対象の拡張、練習問題の更新などを行った。

はじめに

<b>第1章 データを記述する数値的尺度</b>
 第1節 中心の尺度
 第2節 散らばりの尺度
 第3節 [発展項目]偏差平方和の持つ性質の活用
 第4節 貧困率(poverty rate)
 第5節 リスク(risk)とリターン(return)の関係
 練習問題
 ◆第1章付録

<b>第2章 データを記述する図</b>
 第1節 度数分布表
 第2節 柱状図(ヒストグラム)
 第3節 階級幅が異なる場合の柱状図
 練習問題
 ◆第2章付録

<b>第3章 度数分布表から計算する数値的尺度</b>
 第1節 階級値と度数
 第2節 算術平均と標準偏差
 第3節 中位数と最頻値
 第4節 分位数とその応用
 [参考]MS Excelでの度数分布表からの計算
 練習問題

<b>第4章 確率</b>
 第1節 確率とは
 第2節 確率の表現方法と基本規則
 第3節 確率の定理
 第4節 [発展項目]ベイズの定理
 練習問題

<b>第5章 確率変数と確率分布</b>
 第1節 確率変数と離散型確率分布
 第2節 離散型確率分布における期待値・分散・標準偏差
 第3節 連続型確率分布
 第4節 連続型確率分布における期待値・分散・標準偏差
 練習問題
 ◆第5章付録

<b>第6章 確率変数の関数と規準化</b>
 第1節 離散型確率分布の関数
 第2節 規準化、標準化
 第3節 連続型確率分布の関数
 練習問題

<b>第7章 正規分布</b>
 第1節 正規分布の特徴
 第2節 正規分布による確率の計算
 練習問題
 ◆第7章付録

<b>第8章 中心極限定理</b>
 第1節 確率変数の和
 第2節 中心極限定理
 第3節 [発展項目]連続型確率変数の和
 第4節 分散投資によるリスクとリターン(独立の場合)
 練習問題

<b>第9章 信頼区間の推定</b>
 第1節 中心極限定理と信頼区間の推定
 第2節 信頼区間の推定の類型
 第3節 t分布と信頼区間の推定
 練習問題
 ◆第9章付録

<b>第10章 仮説検定</b>
 第1節 仮説検定の考え方と実際
 第2節 仮説検定の基本手続き
 第3節 P値を利用した仮説検定
 第4節 第I種の過誤と第II種の過誤の大きさの計算
 練習問題

<b>第11章 相関分析</b>
 第1節 図による相関の表現
 第2節 数値による相関の表現
 第3節 分散投資によるリスクとリターン(独立でない場合)
 練習問題
 ◆第11章付録

<b>第12章 回帰分析の基礎</b>
 第1節 係数の推定
 第2節 関数の特定化
 第3節 [発展項目]回帰分析の始まり
 第4節 [発展項目]行列演算による回帰係数の導出
 練習問題
 ◆第12章付録

<b>第13章 回帰式の説明力</b>
 第1節 誤差分散と標準誤差
 第2節 決定係数
 第3節 回帰係数の信頼性
 練習問題

<b>第14章 回帰分析と仮説検定</b>
 第1節 回帰係数βの信頼区間の推定
 第2節 回帰係数βに関する仮説検定(t値による)
 第3節 回帰係数βに関する仮説検定(P値による)
 練習問題
 ◆第14章付録

<b>第15章 様々な平均</b>
 第1節 平均増加率の計算(幾何平均と回帰分析)
 第2節 移動平均
 第3節 加重平均
 練習問題
 ◆第15章付録

<b>第16章 所得不平等度の分析</b>
 第1節 不平等度のとらえ方と実際
 第2節 ローレンツ曲線
 第3節 ジニ係数
 練習問題
 ◆第16章付録

<b>第17章 二項分布</b>
 第1節 アンケート調査と二項分布
 第2節 二項分布
 第3節 二項分布と正規分布
 練習問題
 ◆第17章付録

<b>第18章 二項分布の推定と検定</b>
 第1節 二項分布のpに関する信頼区間の推定
 第2節 二項分布のpの信頼区間の推定に必要なnの大きさ
 第3節 二項分布のpに関する仮説検定
 第4節 [発展項目]二項分布のpの差に関する仮説検定
 練習問題

<b>第19章 様々な分布</b>
 第1節 ポアッソン分布
 第2節 カイ2乗分布
 第3節 [発展項目]F分布
 練習問題
 ◆第19章付録

<b>第20章 パラメータの推定</b>
 第1節 パラメータ推定法
 第2節 推定値の特性
 第3節 ガウス・マルコフの定理
 第4節 チェビシェフの不等式と大数の法則
 練習問題

付表 各分布の確率表
   標準正規分布
   (スチューデントの) t分布
   カイ2乗分布
   F分布
各章末練習問題の解答と解説
参考文献
索 引

【著者紹介】
秋山 裕
慶應義塾大学経済学部准教授
1985年3月慶應義塾大学経済学部卒業、1987年4月慶應義塾大学経済学部助手、1994年3月慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学、1994年4月慶應義塾大学経済学部専任講師、1996年4月慶應義塾大学経済学部助教授、2007年4月より現職。
専攻は、経済発展論、計量経済学。
主な著書に『経済発展論入門』(東洋経済新報社)、『「輸出入関数」計量経済分析シリーズ第2巻 応用計量経済学?T』(共著、多賀出版)、『Rによる計量経済学』(オーム社)、翻訳書として、世界銀行編『世界経済・社会統計2012』(柊風舎)など。

内容説明

経済学、政治学など、実証分析に必須の統計学を最短距離で学べる1冊。豊富な例題、練習問題の懇切丁寧な解説、表計算ソフトの使い方まで盛り込んだ完全自学自習型。

目次

データを記述する数値的尺度
データを記述する図
度数分布表から計算する数値的尺度
確率
確率変数と確率分布
確率変数の関数と規準化
正規分布
中心極限定理
信頼区間の推定
仮説検定
相関分析
回帰分析の基礎
回帰式の説明力
回帰分析と仮説検定
様々な平均
所得不平等の分析
二項分布
二項分布の推定と検定
様々な分布
パラメータの推定

著者等紹介

秋山裕[アキヤマユタカ]
1985年3月慶應義塾大学経済学部卒業、1987年4月慶應義塾大学経済学部助手、1994年3月慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学、1994年4月慶應義塾大学経済学部専任講師、1996年4月慶應義塾大学経済学部助教授、2009年4月現在慶應義塾大学経済学部准教授。専攻は、経済発展論、計量経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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