折口信夫芸能史講義 戦後篇―池田彌三郎ノート〈上〉

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折口信夫芸能史講義 戦後篇―池田彌三郎ノート〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784766421828
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C3039

出版社内容情報

昭和20年~23年度の折口信夫の芸能史講義を池田彌三郎筆記のノートをもとに書籍化。折口「芸能史」の全体像に迫る未発表講義録。

折口芸能史の全貌がはじめて明らかにされる

▼昭和20年度、22年度、23年度に行なわれた折口信夫の芸能史講義を、池田彌三郎ノートをもとに書籍化。

▼踏歌、田楽、幸若舞、猿楽、歌舞伎、相撲――折口の古代研究の基底をなす「芸能史」の全体像に迫る未発表講義録。

われわれの言う「芸能」の説明では、芸能は演芸に一番あたる。
せり詰めてゆくと、最後の点では演劇的なものに到達するようだが、
実際は演劇でないものがたくさんある。
(略)概括して言うと、演劇、舞踊、歌謡、あるいは曲芸というより詭芸(軽業、手品)、
こういう種類のものだ。それから広い意味の武術、その中、特殊なもので相撲。
そういうものがみな芸能だ。(本文より)

小序
凡例

昭和二十年度芸能史
 一 かづらもの
 二 日本芸能における男芸女芸の研究
 三 神がかりの動作以外のもの、定家、通小町、墨染桜、雪
 四 乙女の舞

昭和二十二年度芸能史
 一 芸能史を芸能自身から釈いてゆく行き方
 二 翁、松拍
 三 鏡板の松
 四 傘
 五 道中芸
 六 能役者、祝福芸
 七 祝言職
 八 旅行
 九 くぐつ・ほかひ
 十 芸能団の遊行
 十一 放浪
 十二 旅行の文学
 十三 漂泊者の芸能
 十四 歌舞伎芝居の一考察
 十五 かぶきの草子
 十六 歌舞伎の話の結論

昭和二十三年度芸能史
 一 語義
 二 鎮魂法
 三 鎮魂儀礼、あそび
 四 神あそび、狂乱
 五 宮廷の神楽、はいりこんだもの
 六 ものぐるい
 七 つきもの
 八 狂女、百万、山姥、かつらおび
 九 芸能と宗教との関係、修羅物
 十 舞踊
 十一 舞、神迎え
 十二 女舞
 十三 東遊び
 十四 東の歌 
 十五 武官、もののふ、相撲の話
 十六 相撲(一)
 十七 相撲(二)
 十八 相撲(三)

昭和二十三年 都民講座
 都民講座 一 
 都民講座 二
 都民講座 三
 都民講座 四

解題

【著者紹介】
折口 信夫
1887~1953年。国文学者・民俗学者・歌人・小説家。筆名は釈迢空(創作活動に使用)。
1910年國學院大學を卒業。國學院大學、慶應義塾大学の教授を歴任した。
歌集に『海やまのあひだ』『倭をぐな』など、詩集に『古代感愛集』など、小説に『身毒丸』『死者の書』などがある。『折口信夫全集』全37巻・別巻4巻、『折口信夫全集ノート編』全18巻・索引1巻、『折口信夫全集ノート編追補』全5巻が刊行されている。

内容説明

昭和20年度、22年度、23年度に行なわれた折口信夫の芸能史講義を、池田彌三郎ノートをもとに書籍化。踏歌、田楽、幸若舞、猿楽、歌舞伎、相撲―折口の古代研究の基底をなす「芸能史」の全体像に迫る未発表講義録。

目次

昭和二十年度芸能史(かづらもの;日本芸能における男芸女芸の研究;神がかりの動作以外のもの、定家、通小町、墨染桜、雪 ほか)
昭和二十二年度芸能史(芸能史を芸能自身から釈いてゆく行き方;翁、松拍;鏡板の松 ほか)
昭和二十三年度芸能史(語義;鎮魂法;鎮魂儀礼、あそび ほか)
昭和二十三年 都民講座

著者等紹介

伊藤好英[イトウヨシヒデ]
1948年生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。高麗大学校大学院博士課程修了。文学博士。慶應義塾大学講師、國學院大學講師。元慶應義塾高等学校教諭。専門は、日本芸能史、韓国芸能史

藤原茂樹[フジワラシゲキ]
1951年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。慶應義塾大学教授。専門は、古代文学・芸能史。上代文学会常任理事、古事記学会理事

池田光[イケダヒカル]
1947年生まれ。池田彌三郎の長男。慶應義塾大学文学部文学科(国文学専攻)卒業。同大学大学院社会学研究科(教育学専攻)博士課程修了。元洗足学園短期大学助教授。教育原理、文化史などを担当。1974年から1976年まで西ドイツマンハイムに留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メーテル/草津仁秋斗

1
折口の芸能史に関する講義を、まとめた本。芸能史と言っても、歌舞伎などの新しいものより、むしろ田楽などの一段階古いものについてが中心。なかなか賛同しづらい、折口らしいイマジネーションに富んだ説も載っているが、民間芸能についてやりたい人は読んでおくべき本だと思う。2015/07/18

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