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出版社内容情報
学ぶことが困難な子どもの学習評価の画期的ツールである「学習到達度チェックリスト」の仕組み、具体的な活用方法、実践事例を解説。
「学習到達度チェックリスト」活用に必携
知的障害などで学ぶことの困難さが大きい子どもの学習評価の画期的ツールである「学習到達度チェックリスト」の仕組み、具体的な活用方法、実践事例を解説。
*本書を購入すると「学習到達度チェックリスト」等をダウンロードし使用できる。
「学習到達度チェックリスト」は,障害が重度であっても,教科の枠組みでつけたい力を把握し,教員、保護者,関係者間で子どもの状況を共通理解していこうとするために開発されたものである。そして、教科等の学習に遅れのある子どもの学習評価を可能にするためのものである。
本チェックリストは、特別支援学校ばかりでなく、幼稚園や保育園など乳幼児段階の子どもにも活用できる。
本書を購入すると、本チェックリストをダウンロードし使用できる権利を得られます。
<「学習到達度チェックリスト」を学んだ人の感想>
●「特別なニーズ」を連続体でとらえ、それに対する指導・支援も連続体としてとらえる「学習到達度チェックリスト」は、私にとって衝撃的なものでした。どうしても障害をカテゴリー的にとらえ、障害名から指導を考えていました。チェックリストの発想はそうでなく、通常教育と特別支援教育の連続性を明示しています。(小学校教諭)
●特別支援教育とは「学習に困難さのある子どもへの指導や支援」ですが、単に日用生活のみの指導・支援ではないことが分かりました。「学習到達度チェックリスト」などで、障害に関係なく子どもの達成度を把握し、子どもの個々の目標に応じて指導を行い、きちんと評価するのが、本当の「特別支援教育」だと理解しました。(小学校教諭)
<文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官の
分藤賢之先生の「推薦のことば」より>
「『学習到達度チェックリスト』の特長を一言で表すと,障害の重い子どもの学びの到達度を把握し,適切な目標設定を実現するための羅針盤と言えるでしょう。(略)本書が,このような時期に刊行されたことは,時宜を得ているばかりでなく,各校においても学校教育として,障害の重い子どもたちにどのような力を育むのか,また,教育の成果を何によって評価するのか,一連のつながりを明示するための極めて有益な内容であり,多くの学校や教師の指針になることでしょう。」
推薦のことば (文部科学省特別支援教育調査官 分藤賢之)
第1章 学習到達度チェックリストと子どもの学び
第2章 学習到達度チェックリストの概要と特徴について
第3章 学習到達度チェックリスト使い方と留意点
第4章 学習到達度チェックリストの活用例
1.障害が重度な子どものチェックリストの活用例
2.知的障害のある子どものチェックリストの活用例
3.その他のチェックリストの活用例
第5章 学習到達度チェックリストの発達段階とその意義 ‐より有効に活
用するために‐
第6章 チェックリストの課題,新たなチャレンジ
Column 各スコア(1~18)での発達段階の意義
用語解説
引用文献・関係文献一覧
「学習到達度チェックリスト」及び各シートの使用について
【著者紹介】
徳永 豊
福岡大学人文学部教授
1960年佐賀県生まれ。専門は特別支援教育、発達臨床および国際比較。九州大学大学院教育学研究科博士課程退学。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所企画部総括研究員などを経て現職。
著書に『重度・重複障害児の対人相互交渉における共同注意』(慶應義塾大学出版会、2009年)、『コミュニケーションの支援と授業づくり』(共編著、慶應義塾大学出版会、2008年)、『肢体不自由教育の基本とその展開』(共編著、慶應義塾大学出版会、2007年)など。