思索と想い―精神医学の小径で

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思索と想い―精神医学の小径で

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  • サイズ B6判/ページ数 418p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766421170
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

日本精神医学界の泰斗によるエッセイ集。医師としての矜持、医学教育などについて真摯な思索を語る。

日本精神医学のエポックを外観

日本精神医学界の泰斗によるエッセイ集。
医師としての矜持、医学教育などについて真摯な思索を語る。
また、著者が出会った人物、書物、芸術作品へのオマージュも掲載。

はじめに

第一章 医学の小径
 躁うつ病の生物学的病理性
 医学における科学性と臨床性
 Limbusの探求:人間らしさの根元は……
 高齢、それはメランコリーの原因でもある
 生物進化からみたこころとその病理
 社会脳
 患者との混沌とした出会いから、治療の終結まで
 抗うつ薬の新たな事実
 巨人の肩に乗って
 小脳と高次精神機能
 精神医学の世界を越えて
 精神科医が自殺で患者を失うとき
 うつ病は神経衰弱の轍を踏むのか
 強迫の起源と神経生物学について
 脳科学のカッティングエッジ
 双極性障害の臨床について思うこと
 「うつ」の構造
 『臨床精神医学』折々の断想:十五年間を振り返って
 精神医学の思想
 DSMは進化するか
 遠い三陸
 精神病理の器質因と心因――脳と文化の共同構成にふれて
 レトリカルな断想――対談によせて

第二章 学会つれづれ
 第八回世界生物学的精神医学会(ウィーン総会)に参加して
 第二回アジア精神医学会 in Taipei に参加して
 第九回世界生物学的精神医学会(パリ総会)に参加して
 日本うつ病学会理事長就任にあたり
 「うつ病」の混乱と治療ガイドライン
 第一〇九回日本精神神経学会学術総会 ご挨拶

第三章 道程
 サイコオンコロジーにみる科学と人間性の共存
 精神科医の試験管
 精神科臨床研究について思うこと
 
第四章 精神医学のまなざし
 笑いと悲哀の医学
 椿姫の愛と死
 脳とこころ――その生得性と可塑性
 人とは何か
 レジリエンスの精神医学
 文化のもつ生存力

第五章 書評:本との出合い
 『野の医療』
 『摂食障害』
 『エビデンス精神医療』
 『天才と分裂病の進化論』
 『エモーショナル・ブレイン』
 『とらわれの脳』
 『精神科リハビリテーション・ケースブック』
 『不安と葛藤』
 『精神疾患と認知機能』
 『カプラン臨床精神医学 Q&A レビュー』
 『双極性障害 第2版』
 『抗精神病薬完全マスター』
 『双極性障害の心理教育マニュアル』

第六章 贈る言葉:先生方へ
 フレマンの髭闘争(保崎秀夫教授退職記念)
 ねちこく、辛口な、川村光毅先生の退任によせて
 それぞれの感慨深い夜(鈴木二郎教授退任記念)
 浅井昌弘教授の退任によせて
 広瀬徹也教授の退任によせて
 高橋清久先生と躁うつ病懇話会
 傘寿をお祝い申し上げます(中尾弘之先生へ)
 牛島定信教授の退任によせて
 樽味伸先生とディスチミア親和型:序に代えて
 『精神医学の方位――松下正明先生古稀記念論文集』への献辞
 西村良二教授 就任十周年記念によせて
 山脇成人先生の教授就任二十周年記念によせて
 追悼・故 塩江邦彦先生の急逝を悼んで
 鹿島晴雄先生のご退任にあたり
 齋藤利和先生、また飲みましょう
 体験を作るもの(村瀬嘉代子先生へ)

第七章 私と大学と学生と
 山梨医科大学教授就任にあたって
 普通の人々
 二〇〇二年新たなる出発 精神医学と生命倫理学の融合
 卒後臨床研修の必修化を問う
 最後の教授会 山梨大学を離れるにあたり
 山梨大学馬術部のみなさんへ
 九大精神科に着任するにあたり
 近況報告――慶應義塾大学精神科のみなさまへ
 測れないもの
 専門医の矜恃
 九州大学精神科 百年の航跡
 『九州神経精神医学』のもつ意味
 久山町研究五十年のあゆみ
 九州から母校を望む(他大学から見た慶應)
 籠球部長として
 やせ我慢のすすめ
 良き伝統と新たな栄光――九大医学部硬式庭球部の顧問に就任して

第八章 信仰と臨床
 遥かなる光景
 山梨教会百周年記念誌によせて
 医者と負け戦
 人と病
 The Doctor
 災害はいつでも弱者により冷たい――福島県いわき市での医療支援

 おわりに

【著者紹介】
神庭 重信
九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野教授。医学博士。
1954年福岡県生まれ。1980年慶應義塾大学医学部卒業。同精神神経科学教室にて研修の後、米国メイヨ・クリニックにて精神科レジデント修了。同アシスタント・プロフェッサーを経て帰国。1993年慶應義塾大学医学部講師、1996年より山梨医科大学(現山梨大学)精神神経医学講座教授、2003年より現職。
日本うつ病学会理事長、日本精神神経学会副理事長などを務める。
学術書に『気分障害の診療学』(編著、中山書店、2008年)、『現代うつ病の臨床』(共編著、創元社、2009年)、『現代精神医学事典』(共編著、弘文堂、2011年)、『「うつ」の構造』(共編著、弘文堂、2011年)、『うつ病の論理と臨床』(弘文堂、2014年)ほか多数。一般書に『こころと体の対話――精神免疫学の世界』(文春新書、1999年)など。

内容説明

精神医学を学び始めてから著者が、折々に書き綴ってきた、巻頭言、編集後記、小論、エッセイ、書評、挨拶の言葉などを纏めた一冊。

目次

第1章 医学の小径
第2章 学会つれづれ
第3章 道程
第4章 精神医学のまなざし
第5章 書評―本との出合い
第6章 贈る言葉―先生方へ
第7章 私と大学と学生と
第8章 信仰と臨床

著者等紹介

神庭重信[カンバシゲノブ]
九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野教授。医学博士。1954年福岡県生まれ。1980年慶應義塾大学医学部卒業。同精神神経科学教室にて研修の後、米国メイヨ・クリニックにて精神科レジデント修了。同アシスタント・プロフェッサーを経て帰国。1993年慶應義塾大学医学部講師、1996年より山梨医科大学(現山梨大学)精神神経医学講座教授、2003年より現職。日本うつ病学会理事長、日本精神神経学会副理事長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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