出版社内容情報
慶應義塾大学文学部の公開講座「文学部は考える」の書籍化シリーズ第四弾。「私」について、多様な領域からアプローチを試みる。
学問が「私」を考えるとどうなるだろう?
慶應義塾大学文学部の公開講座「文学部は考える」の書籍化シリーズ第四弾。
人間存在の最も根源に横たわる「私」について、歴史学、哲学、文学、心理学の多様な領域からアプローチを試みる。
第一章 感受性(パトス)としての「私」
・ コーディネータ:池谷のぞみ(図書館情報学専攻)
・ part1キリシタン史における「痛み」:浅見雅一(日本史学専攻)
・ part2私の/と「痛み」~感受性としての私:斎藤慶典(哲学専攻)
第二章 文学の中の「私」
・ コーディネータ:杉野元子(中国文学専攻)
・ part1「わたし」の物語~一人称小説の不思議:吉田恭子(英米文学
専攻)
・ part2「わたくしという現象は……」:松村友視(国文学専攻)
第三章 アイデンティティを紡ぐ ―記憶、心、文化―
・ コーディネータ:清水明子(西洋史学専攻)
・ part1記憶から見た「私」:伊東裕司(心理学専攻)
・ part2「わたし」と「病」の境界線:北中淳子(人間科学専攻)
第四章 近世に生きる「私」
・ コーディネータ:谷 寿美(倫理学専攻)
・ part1芸術家における「公」と「私」~モーツァルトの場合:西川尚
生(美学美術史学専攻)
・ part2「旅人にみる「私」~ オスマン帝国史の観点から:藤木健二
(東洋史学専攻)
目次
第1章 感受性(パトス)としての「私」(キリシタン史における「痛み」;私の/と痛み―感受性としての私)
第2章 文学の中の「私」(「わたし」の物語―一人称小説の不思議;「わたくしという現象は…」)
第3章 アイデンティティを紡ぐ―記憶、心、文化(記憶から見た「私」;「わたし」と「病」の境界線―うつの医療人類学)
第4章 近世に生きる「私」(芸術家における「公」と「私」―モーツァルトの場合;旅人にみる「私」―オスマン帝国史の観点から)
感想・レビュー
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うえ
Nobody1
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- 和書
- 発明マニア 文春文庫