内容説明
政府(国家)を助けられるのは市場でしかない。その市場経済の原動力は企業家精神とそれを支える家族の勤勉さと貯蓄心である。今こそ政府は民間の伝統的秩序に根ざすこれらの精神と文化を活かし、本物の自由主義に基づいた経済政策を実行する時である。政策学としての自由主義財政学、復権の試み。
目次
第1章 財政学とは何か
第2章 財政の役割
第3章 公共財の理論
第4章 予算制度
第5章 租税制度のあり方
第6章 租税体系
第7章 主な租税の特徴と問題点
第8章 公債の問題
第9章 社会保障制度のあり方
第10章 市場経済と非市場経済
第11章 地方政府の財政
第12章 結語
著者等紹介
山田太門[ヤマダタモン]
慶應義塾大学名誉教授。1944年東京に生まれる。1968年慶応義塾大学経済学部卒業、1973年同大大学院博士課程修了。1970年慶應義塾大学経済学部助手、1976年慶應義塾大学助教授を経て1989年慶應義塾大学経済学部教授。2010年より慶應義塾大学名誉教授。専攻は公共経済学、財政学、文化経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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