内容説明
ある企業は劇的に業績を向上させ、またある企業は副作用ばかりが表面化してしまう「セル生産方式」。いったい、いかなる生産現場に、どのように導入・定着させれば、その特長を最大限に活かせるのだろうか。「分業方法の変化」を切り口に、理論と実証の両面から、こうした疑問に答える。
目次
セル生産方式における6つの問い
第1部 文献研究編(セル生産方式に関する公開資料の内容分析;セル生産方式とCellular Manufacturingの比較)
第2部 事例研究編(セル生産方式の効果発生メカニズムと適用条件;セル生産方式の間接的効果発生メカニズムとその促進要因;セル生産方式における生産技術の蓄積パターン;セル生産方式類型化の試み;セル生産方式における作業者の統制メカニズム)
セル生産方式の編成原理
著者等紹介
坂爪裕[サカズメユウ]
慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授、博士(経営学)。1989年慶應義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業、アンダーセン・コンサルティング(現:アクセンチュア)、(株)さくら総合研究所(現:日本総合研究所)を経て、2001年京都産業大学経営学部専任講師、2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科専任講師、2006年同助教授、2012年4月より現職。主要業績に、「セル生産方式と分業の新展開―導入企業8社の事例研究」(『日本経営学会誌』第16号、2006(平成18年度日本経営学会賞(論文部門)受賞))、他論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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