内容説明
19世紀末ロンドンの株式市場。ジョエル・ソープは詐欺的な株取引で巨万の富を築こうとしていた。知人への裏切りや冷酷な仕打ちを繰り返し、新興成金へとのし上がってゆくが…。19世紀米国のリアリズム作家、ハロルド・フレデリック。その最後の長編小説を本邦初訳。『ニューヨーク・タイムズ』の特派員としてロンドンに渡った著者が、19世紀末イギリスの社会と人物像を鋭い視点で描き出す傑作。
著者等紹介
フレデリック,ハロルド[フレデリック,ハロルド][Frederic,Harold]
1856‐1898年。アメリカ・ニューヨーク州の町ユーティカ生まれ。元々はジャーナリストであり、『ニューヨーク・タイムズ』の特派員としてロンドンに駐在して以来、本格的に小説執筆に身を入れた
久我俊二[クガシュンジ]
慶應義塾大学教授(法学部・英語)。1979年慶應義塾大学文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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