総合研究現代日本経済分析<br> 排出権取引―理論と実験による制度設計

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総合研究現代日本経済分析
排出権取引―理論と実験による制度設計

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766418637
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3333

内容説明

不確実性に満ちた現実社会では市場は必ずしもうまく機能しない。温暖化ガスの総排出量を制御できても、効率性が常に達成されるわけではないのだ。本書は、被験者を用いた実験分析とコンピュータ・シミュレーション分析を駆使して、多様な主体からなる市場の姿と取引の帰結を解明、2015年に向け新たな交渉が進む排出権取引市場の制度設計に具体的指針を示す。

目次

序章 排出権取引の光と影
第1章 排出権取引のしくみ
第2章 削減投資が可逆的でタイムラグがない状況での排出権取引
第3章 削減投資の非可逆性とタイムラグの効果の分析
第4章 責任制度実験
第5章 売却上限が排出権取引に与える効果の実験分析
第6章 排出権取引のエージェント・ベース・シミュレーション―不遵守ペナルティ制度の評価

著者等紹介

西條辰義[サイジョウタツヨシ]
高知工科大学制度設計工学研究センター・ディレクター、マネジメント学部教授。大阪大学環境イノベーションデザインセンター特任教授。1975年香川大学経済学部卒業、1978年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了、1985年ミネソタ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。オハイオ州立大学講師、カリフォルニア大学サンタバーバラ校助教授、筑波大学教授、大阪大学環境イノベーションデザインセンター教授を経て2013年より現職。専門は、制度設計工学、実験経済学、環境経済学

草川孝夫[クサカワタカオ]
広島修道大学経済科学部准教授。1999年早稲田大学商学部卒業、2001年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、2004年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(経済学)。専門は、実験経済学的手法を用いた制度設計(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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