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言語マイノリティを支える教育

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766418569
  • NDC分類 807
  • Cコード C0037

内容説明

多言語・多文化背景を持つ子ども(CLD)に対してどう対処すべきか、教師の姿勢、態度、あり方はどうあるべきか、学習者のアイデンティティの高揚と知的活動を高めるにはどう取り組むべきか…。現場教師の実践を支えるさまざまな言語教育理論を提示。近年の主要論文を厳選・訳出し、カミンズ教育理論を解説する。

目次

序章 カミンズ教育理論と日本の年少者言語教育
第1章 バイリンガル児の母語―なぜ教育上重要か
第2章 カナダのフレンチイマージョンプログラム―40年の研究成果から学ぶもの
第3章 マイノリティ言語児童・生徒の学力を支える言語心理学的、社会学的基盤
第4章 変革的マルチリテラシーズ教育学―多言語・多文化背景の子ども(CLD)の学力をどう高めるか
第5章 理論と実践との対話―ろう児・難聴児の教育

著者等紹介

カミンズ,ジム[カミンズ,ジム][Cummins,Jim]
トロント大学オンタリオ教育大学院教授。カナダ1級研究者(カナダ政府が学術研究推進のために選考した特別優秀な研究者)のひとりであり、言語認知・バイリンガル教育に関する理論で世界的に大きな影響を与えている。近年は、多言語の学校環境におけるリテラシーの発達ならびに言語とリテラシーの発達促進におけるテクノロジー技術の潜在的役割に関する研究に取り組む

中島和子[ナカジマカズコ]
トロント大学名誉教授。神戸大学国際文化部非常勤講師、桜美林大学言語教育研究所特別研究員、慶應義塾大学言語文化研究所上席研究員、母語・継承語・バイリンガル教育研究会会長。国際基督教大学卒業、同大学大学院修了(英語教育・日本語教育)およびトロント大学大学院修了(言語学)。トロント大学東アジア研究科に35年間勤務後、2002年より名古屋外国語大学日本語科教授および日本語教育センター長を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみの

1
カミンズは嫌いじゃない(とか言ってられない)んだけど、ちょっとこの構成はどうかと思った。まとまりがないし、同じことを何度も言ってくれなくていいし、どちらかというと入門書なのか(calpとbicsの違いや相互依存説なんてカミンズを選んで読むひとには今更説明要らないでしょう)、表面をなぞっているだけ、でより詳細な情報や具体的な例や数値がなければメインテーマであるイマージョン教育も本当に学力に影響がないのかは疑わしいという印象を抱く。でも必読。カミンズだから。くやしい。2012/12/04

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