内容説明
デモクラシーへの強い支持と多文化社会によって規定されるアメリカでは、公務員制度もまた「政治的」な過程を経て形成・発展してきたことを明らかにし、アメリカ社会・アメリカ政治の重要な一断面を描き出す。
目次
第1部 ニューヨーク市(ニューヨーク市(一八八四‐一九三三年)―公務員制度改革とその形骸化
ニューヨーク市(一九三四‐一九五三年)―ラガーディア市政の公務員制度改革
ニューヨーク市(一九五四‐一九七三年)―自律的官僚制の確立)
第2部 シカゴ市(シカゴ市(一八九三‐一九一五年)―公務員制度改革の停滞
シカゴ市(一九一五‐一九五五年)―民主党マシーンの基盤形成
シカゴ市(一九五五‐一九八七年)―新たな社会的要求への対応)
著者等紹介
菅原和行[スガワラカズユキ]
釧路公立大学経済学部准教授。1975年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)。釧路公立大学経済学部講師を経て、2008年より現職。専攻はアメリカ政治、行政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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