内容説明
３０００年を超える歴史を誇る古代エジプト文明。本書は、豊富な文献資料や歴史資料を駆使し、文明が最も繁栄した紀元前１５５０年以降のその壯大な全体像を描く。学習に役立つ写真、地図、コラム、年表も豊富に掲載。
目次
第１部 新王国時代（第１８王朝時代；第１９王朝時代；第２０王朝時代―衰退と困窮；新王国時代の社会の様相）
第２部 第３中間期～末期王朝時代（第３中間期；末期王朝時代）
第３部 プトレマイオス朝時代（プトレマイオス王朝の成立；プトレマイオス朝 王と王妃列伝―プトレマイオス１世～クレオパトラ７世まで；プトレマイオス朝の社会と文化）
著者等紹介
山花京子［ヤマハナキョウコ］
１９６５年生まれ。東海大学大学院文学研究科修士課程修了。シカゴ大学大学院人文学部修士課程修了（ＭＡ）。東海大学文学博士（論文）。専攻は、エジプト学。現在、慶應義塾大学文学部史学系民族学考古学専攻講師、東海大学文学部歴史学科考古学専攻講師、東海大学文学部アジア文明学科講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mentyu
0
新王国時代からプトレマイオス朝までをまとめた本。構成としては教科書のような感じになっていて分かりやすい。古代エジプト関連の本は政治史中心になりがちだが、この本では文化や芸術のことも触れていて面白かった。2010年刊行の本ということもあり、比較的新しい情報も載っていておすすめできる。2012/12/15
めーてる
0
新王国時代からプトレマイオス朝時代までのエジプトの歴史や社会体勢、文化などを、主に考古資料をもとに記した本。エジプトの王朝がころころと入れ替わっていて、あまりの入れ替わりの早さにびっくりした。高校の世界史ではいまいちわからなかったところまで学べて、興味がある人間にはとてもよい本。2019/03/02
Book shelf
0
およそ3000年という長いエジプトの歴史でも、本書では後半の1500年分、つまり新王国時代～プトレマイオス朝までを扱っております。ピラミッドで有名なエジプトですが、それが建てられてからずっと後のことです。 徹底的に簡潔にそして歴史順に書かれているので分かりやすかったです。エジプトという土地を上空から眺めて、新王国時代からの流れをずっと眺めているような感覚で、テンポよく歴史が動いていくのを見ている・・・そういう感じでした。2011/02/16
