出版社内容情報
シリーズの特長:1.紀元前55年~2001年までのブリテン諸島史を編年体で詳述。2.イングランド一国史観をのりこえて、イングランド・ウェールズ・スコットランド、アイルランドの諸地域を視野に収めた最初の通史。3.読者の理解を助けるため、年表、王系図、関連地図、用語解説付きの索引などの付録が充実。
本書第9巻は、ナポレオン戦争終結の1815年から、女王ヴィクトリアが死去する1901年を対象に、世界初の工業国家として急速な経済発展と近代化を経験する連合王国を細密に描く、ヴィクトリア朝ならびにイギリス帝国史。
内容説明
イングランド一国史観を超えて、ブリテン諸島諸地域の構造的関係を視野に、政治、経済、社会、文化の変容を描く画期的通史。一九世紀、世界的覇権を誇るイギリス帝国最盛期。第九巻では、イギリス帝国の経験と複雑さについて、学際的なアプローチからの記述を試みる。ナポレオン戦争終結の一八一五年から、女王ヴィクトリアが死去する一九〇一年を対象に、世界初の工業国家として急速な経済発展と近代化を経験する連合王国諸地域の複雑に重なりあった政治・経済、社会生活・公領域の変容、宗教と知、科学の相互作用、ヴィクトリア朝の芸術、建築、都市といった多元的なテーマを細密に描きだす。
目次
序論 連合王国とヴィクトリアの世紀―一八一五~一九〇一年
第1章 社会と経済活動
第2章 公共生活と政治
第3章 帝国と世界
第4章 ジェンダー、家庭重視、性の政治学
第5章 信仰生活と知的生活
第6章 文学、音楽、劇場
第7章 都市・建築・芸術
結論 世紀末の世界
著者等紹介
マシュー,コリン[マシュー,コリン][Matthew,Colin]
オックスフォード大学近代史学教授。1999年逝去
君塚直隆[キミズカナオタカ]
神奈川県立外語短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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