ヨーロッパにおける政治思想史と精神史の交叉―過去を省み、未来へ進む

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 402p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766415179
  • NDC分類 311.23
  • Cコード C3031

出版社内容情報

ヨーロッパ思想が日本を含む様々な国や地域でいかに受容され、変容してきたか、またそれは今日いかなる課題を提起するか、政治思想史研究の現代的意義を問う論文集。ギリシャ哲学、キリスト教神学、人文主義、民主主義など多様な視点からの論文を収録。

内容説明

ヨーロッパ思想が日本を含む様々な国や地域でいかに受容され、変容してきたか、またそれは今日いかなる課題を提起しているか。ギリシア哲学とキリスト教を軸とするヨーロッパ精神史の流れを強く意識しつつ、政治思想史研究の現代的意義を問う。

目次

人間とは何か―ギリシア哲学から政治へ半歩
グノーシスと政治―マニ教を中心に
プロティノスにおけるコスモスと人間についての存在論的考察―『エンネアデス』4 3‐4(27‐28)(『魂の諸問題について』)を素材として
ウィリアム・オッカムと中世ヨーロッパにおける異端の概念
ドイツ宗教改革の精神史的位置づけにおける人文主義の意義―活動的生、教育、政治
カルヴァンにおける「終末論」と政治
ジョゼフ・ド・メーストルの国制論―『政治的国制の生成原理についての試論』における政治的神義論
十九世紀フランス自由主義―遅れてきた勝利と未来の挑戦
ハーバート・スペンサーにおける「風土」と政治
契約とコモンセンス―リンゼイのデモクラシー理論における伝統
多元主義社会の成立条件―マーサ・ヌスバウムの政治哲学
新帝国主義とキリスト教原理主義
現代アメリカにおけるキリスト教平和主義
ヨーロッパ文化の再解釈と再受容―近代日本文化への反省の上に立って

著者等紹介

鷲見誠一[スミセイイチ]
慶應義塾大学名誉教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了

千葉眞[チバシン]
国際基督教大学教養学部教授。プリンストン神学大学大学院博士課程修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品