内容説明
「保険利潤の源泉」とは何か?高度成長下の1960年代、保険の金融的機能に着目し、その後の保険研究に多大な影響を与えた庭田学説の記念碑的著作。今日、科学技術・金融工学の革新を受けて、保険と金融は高度に融合・発展した。その一方で、激変する社会経済環境のもと、保険業と保険学は混迷を深めている。私たちは、いま一度、「保険とは何か?」と問い直すべきではないだろうか。
目次
第1章 保険学方法論
第2章 被保険利益の本質と保険の本質
第3章 利潤と保険
第4章 危険と保険
第5章 時間と保険
第6章 利子と保険
第7章 保険における安全と危険
第8章 保険利潤に関する考察
第9章 『保険利潤の源泉』論争
第10章 保険資本と保険資金―保険の金融理論
著者等紹介
庭田範秋[ニワタノリアキ]
慶應義塾大学名誉教授(経済学博士、商学博士)。1927年東京生まれ。1950年慶應義塾大学経済学部(旧制)卒業、1966年慶應義塾大学商学部教授、1993年名誉教授。日本年金学会代表幹事、東京都厚生年金受給者協会会長、東京都年金受給者協会会長、東京社会保険協会理事、年金融資福祉サービス協会理事長、年金総合研究センター理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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