内容説明
戦後防衛政策の原型はいかにして形作られ、定着したのか―。アメリカは日本に何を求めたのか―。日米の膨大な資料を基に、いま、解き明かす。
目次
戦後日本の防衛政策
第1部 戦後日本型政軍関係の形成(防衛庁中央機構における「文官優位」の形成過程;国防会議の設置をめぐる政治力学―保守政党政治と旧軍人;戦後日本型政軍関係と防衛力整備)
第2部 高度成長期の防衛政策(「吉田路線」の設定と展開;アイゼンハワー政権の東アジア戦略と日本(一九五五‐一九六〇)―日本をめぐるディレンマと調和点の模索
もう一つの「吉田路線」―戦後防衛力整備の枠組み
池田・ケネディ時代の日米関係と日本の防衛政策 ほか)
「吉田路線」をめぐる政治・外交・軍事
著者等紹介
中島信吾[ナカジマシンゴ]
1971年神奈川県生まれ。防衛庁防衛研究所戦史部教官。1994年早稲田大学教育学部卒業、2002年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了、博士(法学)。同年より現職。専門は日本政治外交史、国際関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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