内容説明
非行・少年犯罪の低年齢化、引きこもり、不得手な人間関係etc.急速に変貌する子どもたちの心のありようは、一体どうなっているのであろうか?元家庭裁判所調査官としての豊富な実務経験に基づき、解決への糸口を鮮やかに提示する。
目次
1章 重大事件の背景と子どもの心の深層(「凶悪な少年」の意外な素顔;刃物を研ぐ少年;長崎の園児誘拐殺害事件によせて;being goodからfeeling goodへ ほか)
2章 「フツー」の子どもたちのメンタリティと社会の変貌(「フツー」へのこだわり;死とグリーフ・ワーク;物語性のない「ネット心中」;わき役としての川相選手に学ぶ ほか)
著者等紹介
須永和宏[スナガカズヒロ]
1944年埼玉県生れ。慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程(教育学専攻)修了。東京、福島、水戸、さいたまの各家庭裁判所の調査官を経て、宇部フロンティア大学人間社会学部教授・同大学院人間科学研究科教授。家庭裁判所の家事調停委員も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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