内容説明
しのぶ恋、かなしい恋、はかない恋、せつない恋…恋人たちの運命の出会いと別れ、さまざまな恋のゆくえ、文学・歴史学・社会学・心理学・教育学が解き明かす甘美な「恋」の世界。
目次
第1部 恋は異なもの(不倫のためのフランス文学;愛のためなら流刑地までも―ジャン・ジュネの恋の形;親愛なるボジー―オスカー・ワイルドとアルフレッド・ダグラス卿の恋物語)
第2部 君に捧げん(神に禁じられたロマンティック・ラブ―天使と人間の恋唄;恋の選択;タブーと侵犯―不倫の恋の物語)
第3部 夢まぼろしのごとくなり(エヘドの娘の「恋」―中世アイルランドの文脈;二世の恋―恋の生まれる場としての近代;王子様が現われた後で―ジェイン・オースティンとアメリカ恋愛小説)
第4部 恋のゆくえ(赤い糸の生物学;現代日本のパートナーシップ―恋愛と結婚の間;鳥的愛の生活)
著者等紹介
柴田陽弘[シバタタカヒロ]
1942年生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。慶応義塾大学文学部教授。専攻は、近代ドイツ文学・思想、文化史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- チェーホフ小説選