内容説明
売上至上拡大主義とM&A・「エブリデー・ロー・プライス」の問題点(ダイエー)、利益第一生存主義と単品管理の陥穽(イトーヨーカ堂)、効果効率共進主義とロジスティック・マーチャンダイジング・システムの構築(セブン‐イレブン・ジャパン)等、分水嶺を画した要因を析出。岐路に立つ革新的流通企業3社の経営行動を徹底比較。ダイエーの危局、イトーヨーカ堂とセブン‐イレブン・ジャパンの経営格差はいかにして生じたのか?3社の協力によるデータ・資料に基づき、実証的かつ理論的に解明する。
目次
課題と視角
第1部 1980年代初頭の外部環境要因の変化と経営行動(「見失われた10年」における外部環境要因の変化と「第一ボーダー」;ダイエーの「売上至上拡大主義」と企業合併・買収;イトーヨーカ堂の「利益第一生存主義」と「業革」;セブン‐イレブン・ジャパンの創業と「効果効率共進主義」)
第2部 1990年代前半の外部環境の激変と経営行動(「失われた10年」における外部環境の激変と「第二ボーダー」;ダイエーの企業合併・買収とエブリデー・ロー・プライス;イトーヨーカ堂の「業革」の再構築;セブン‐イレブン・ジャパンのロジスティック・マーチャンダイジング・システム)
外部環境と経営行動
著者等紹介
森田克徳[モリタカツノリ]
1985年、慶応義塾大学法学部を卒業し、明治製菓株式会社に入社。その後、慶応義塾大学大学院経営管理研究科修士課程、法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程を経て、現在、静岡県立大学経営情報学部専任講師
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