小学校での英語教育は必要か

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766410938
  • NDC分類 375.893
  • Cコード C0037

内容説明

英語教育界の第一線で活躍する論客たちが教科化の流れが加速しつつある“小学校英語”をさまざまな角度から議論し、提言する。

目次

1 公立小学校での英語教育の意義(小学校英語活動の現在から考える;公立小学校での英語教育―必要性なし、益なし、害あり、よって廃すべし ほか)
2 国際理解教育と英語教育(国際理解教育の一環としての外国語会話肯定論―競争原理から共生原理へ;小学校英語教育―異文化コミュニケーションの視点から ほか)
3 言語教育の現場から(小学校への英語導入について;母語での言語技術教育が英語の基礎となる ほか)
4 語学教育を考える(只管朗読と「必要悪」としての英語;語力教育とは何か)

著者等紹介

大津由紀雄[オオツユキオ]
慶応義塾大学言語文化研究所教授。Ph.D.(MIT,1981、言語学)。言語の認知科学(言語獲得、言語理解、言語の脳科学)が専門だが、言語教育についても強い関心を持つ。言語科学会会長、日本認知科学会元会長、日本英語学会前副会長
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感想・レビュー

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Nobu A

8
2004年初版、07年第3刷。前年開催の公開シンポジウム「公立小学校での英語教育をめぐって」を基に執筆された本著は画期的。早期英語教育の是非に関する著書は多数読み、個人的には反対派。(厳密に言うと、当然誰もが条件付きで)賛成派と反対派に加えて中立派も含めた全方位からの議論を展開。大津論文や鳥飼論文に目新しさはないが、他の論客の視点や考察に気付きや学び多数。まあ、裏付けなしもあるが目から鱗も。複眼的どころか全眼的(←造語)視点。大津先生の懐の深さに感銘。他言語教育だったら、まずないだろうな。瞠目の1冊。2022/01/17

Riopapa

5
再読。20年近く前の本になるが、小学校での英語教育が現実のものとなり、中学・高校では英語の授業は基本的に英語で行うようになっている。國弘先生の論考を読みかえし、これでいいのだろうかと思ってしまうが、現実的には進んでいくしかない。少しでも良い方向へ行くよう、努力しなければ。2021/12/07

鈴華

2
図書館本。卒業研究のため2014/12/22

Riopapa

2
小学校での英語教育には反対はしないが、母語での論理的な話し方、書き方の教育を優先すべき。2014/06/04

hiro

2
言語技術・・・話すこと、書くこと、読むことその土台には、考えること。聞くこと話すことと絡む。クリティカルリーディング・・・読解は必ず作文を持って完結。 再話→問答ゲーム→説明・描写→絵の分析→絵本の読み聞かせと分析的問いかけ2012/02/04

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