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大教院の研究―明治初期宗教行政の展開と挫折

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  • サイズ A5判/ページ数 240,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766410907
  • NDC分類 165.9
  • Cコード C3021

内容説明

「敬神」、「愛国」、「人道」―。天皇を中心とする国家建設にあたり、新政府はいかに民衆を教化していったのか。明治初期の日本で、宗教行政の中核を担った「大教院」の設立から、制度、活動、そして崩壊までの過程を詳細に論じる。

目次

第1章 大教院の成立
第2章 大教院の活動と実態
第3章 大教院時代の民衆教化―東京府の事例
第4章 大教院の崩壊―島地黙雷の大教院分離運動
第5章 大教院放火事件
第6章 教部省の廃止過程

著者等紹介

小川原正道[オガワラマサミチ]
1976年、長野県生まれ。1999年、慶応義塾大学法学部政治学科卒。2003年、同大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。法学博士。現在、武蔵野短期大学助教授。専門は近代日本政治史
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感想・レビュー

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秋津

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民衆教化、キリスト教の流入阻止のための教員育成機関として設けられた大教院の設立から同院及び教部省の廃止までを考察した一冊。廃仏毀釈によって打撃を受け、生き残る道としての人材養成機関を求めた仏教側と、民衆教化における主導的地位の演出の場として利用しようとした神道側の思惑、そして島地黙雷、木戸孝允、伊藤博文など、政治や教育と宗教を分離させようとした権力側の思惑という観点から明治時代における宗教行政を考察されています。宗教を国家の中にどう据えていこうかと模索した当時の関係者の動きが窺えて勉強になるなと。2015/01/13

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