内容説明
児童文学の作家たちの相貌と、敬愛する福沢諭吉の人となりを、愛情あふれる筆致で綴る。
目次
1 児童文学論拾遺(桃太郎の変容;「宝の島根」と尾崎テオドラの“MOMOTARO,OR THE STORY OF THE SON OF PEACH”;立川文庫と少年講談の主題―『宮本武蔵論』;日本児童文学におけるアンデルセン ほか)
2 福沢諭吉の親切(福沢先生の子供に対する思いやり;福沢先生の中の武士;福沢先生と失敗―失策も人事執行の一端;福沢先生の見た世界―世界は常に変る ほか)
著者等紹介
桑原三郎[クワバラサブロウ]
1926年群馬県生まれ。1948年慶応義塾大学文学部心理学科卒業。慶応義塾幼稚舎教諭、慶応義塾大学文学部講師を経て、1990年白百合女子大学児童文学学科教授。1998年3月退職。日本児童文芸家協会講問、慶応義塾福沢研究センター顧問。文学博士
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