内容説明
法解釈学的アプローチを超えて。イギリス中世史学の泰斗による「大憲章」研究の最高峰。本書は、「マグナ・カルタ」を12,13世紀のイングランド、ヨーロッパの政治、行政、政治思想のコンテクストに置いている。
目次
第1章 「マグナ・カルタ」とその歴史
第2章 12世紀における統治と社会
第3章 特権と諸自由
第4章 慣習と法
第5章 裁判と裁判権
第6章 危機と内乱
第7章 擬似平和
第8章 「マグナ・カルタ」の特質
第9章 1215年の成果
第10章 差押による強制から戦争へ
第11章 再公布と神話の誕生