内容説明
“人妻だって恋をするわ”と言う同じマンションの裕子の言葉に驚きながらも、心の底では女として愛されたいと願う麻里子は、スナックで知り合った佐伯と初めての不倫をし、夫とでは味わえなかった性の歓びを知る。同時に、佐伯から女として愛されていることを知り、不倫にのめり込んでいく。そして、とうとう結婚以来初めての無断外泊し、佐伯と朝まで愛の歓びにひたるが、不倫が夫に知れてしまう。佐伯の愛も、夫の愛も欲しい人妻の性と、揺れ動く心を描く。
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- 和書
- 廃墟のなかのロシア