内容説明
戦史研究の第一人者8人が、想像力としての「イフ」を駆使することによって、戦史の真実を重層的にとらえた初めての太平洋戦史。
目次
1 絶対不敗態勢は可能だったか―機雷堰に守られて
2 日ソもし戦わば―関特演の夢は
3 真珠湾攻撃三つの想定―奇襲か強襲か
4 幻の北アフリカ進攻作戦―エルサレムで握手を
5 ミッドウェー海戦の“イフ”―勝利の条件
6 重慶進攻作戦―宮崎少将、突進す
7 ガダルカナル戦に勝機はあったか―飛行場奪回の方程式
8 栗田艦隊、レイテ湾に突入す―火を吹く「大和」の主砲
9 日本本土決戦となれば―犠牲者は数千万人?
10 米本土上陸作戦の幻―ロッキーを望んで
著者等紹介
秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932年(昭和7年)、山口県生まれ。1956年、東京大学法学部卒業。ハーバード、コロンビア大学留学を経て、防衛研修所教官、大蔵省財政史室長、プリンストン大学客員教授、拓植大学、千葉大学各教授を経て、現在は日本大学法学部教授。法学博士。1993年菊池寛賞受賞
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