内容説明
日本各地の郷土玩具320点。思わず集めたくなる魅力がいっぱい。ほっこりとやさしい日本がここにある。
目次
一章 郷土玩具のかたちと想い 人々がさまざまな祈りを託し、親しんできた各地の郷土玩具あれこれ。
二章 遊びと郷土玩具 親から子へ、そのまた子へ。身近な素材でつくられ、受け継がれた遊び道具たち。
三章 お菓子と郷土玩具 供物として、あるいは縁起物として。郷土玩具と縁深い食玩の愉しみ。
四章 日本郷土玩具絵図 各地の代表的な郷土玩具をひと目で。イラストでたどる、玩具絵図。
著者等紹介
甲斐みのり[カイミノリ]
文筆家。1976年静岡生まれ。大阪芸術大学卒業後、数年を京都で過ごし、現在は東京にて活動。旅、散歩、お菓子、手みやげ、クラシックホテルや建築など、女性が好み憧れるモノやコトを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。街歩きや手みやげなどをテーマにしたカルチャースクールの講師も務める
中村浩訳[ナカムラヒロノブ]
日本郷土玩具の会 会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
31
表紙を飾る鳩笛の面々がかわいらしい。寺社の授与品、お守り、縁起物、子どもの成長を祈るもの等、郷土で作られた玩具には、何かしらの祈りや願いが込められているものが多い。全体的に素朴で、個体差が結構あって、微妙な(へんてこな)表情のコがいて、とても愛らしい。ずらりと並んでいたら、私はそんなコを手に取りたい。天満宮での「うそ替え祭り」で参拝者同士で交換するという(中身は見えないようになっている)うそ(鷽)は、地方によって雰囲気がかなり違ってると知る。これが鳥さん?的なゆるいコもいる。鳩車、犬張子、家にあったなあ。2026/03/08
アナクマ
18
そう言えば実家にあったな…でお馴染みの郷土玩具。お宅はどうでしょうか。ニワトリに抱きつく猿=厄を取り去る、なんて洒落、素朴にもほどがある。蛙は帰る、梟は不苦労、狸は他抜き…。「健気に生きる人々が切実な願いや想いを、自然や動物などの形に託した。どれもが風土に結びつき、心根が佇まいに浮かぶ」。ベルトコンベア寿司でもらえる流行りのキャラグッズも悪かないけど、その投げ銭は何に何を投じているのか。かたや、郷土玩具が背負う物語と経済圏。〈現在は廃絶〉の記載が多く残念。ヒトの選択の集積が、神の見えざる手なんだってねえ。2026/10/04
hitotak
9
日本各地の郷土玩具を紹介している。今では作られなくなったものや、郷土玩具をかたどったお菓子も紹介されていて楽しい。土人形や張子などは、土地が違う場合でも似たようなデザインのものが多く、どれも見覚えがあるような気になり懐かしい。家にあった・今でもあるものもあり、この本で正式名称をはじめて知った。しかし後継者不在や廃絶の郷土玩具がいくつも掲載されているのは残念だ。仙台の木下駒は作り手が廃業後、障害者施設が引き継いだという記事を最近読んだ。長く続いた玩具が未来にまで繋がっていってくれればいいなと思う。2026/03/05
Hanna
6
残念ながら、今はもう製造されなくなってしまった玩具も紹介されている。我が家にもある玩具は、どうやら栃木県鹿沼市の「きびから細工」だということも分かった。2026/01/15
カエル子
5
鳥たちが並んで校長先生の訓示を聞いているかのような表紙の様子が、我が家のトイレの棚で実現されている笑。「思わず集めたくなる」の、ほんと。長崎市の「鯨の潮吹き」が欲しくなってしまったので、長崎市へ行かなければ!とか思うのだけど、この手の郷土玩具や工芸品は、行った先で出会うのがけっこうむずかしい。ふつうのお土産屋さんには置いてないことが多いんですよねー。2026/06/28




