内容説明
建築界の巨匠フランク・ロイド・ライトの設計の思考と発想をライトの手がけた住宅やインテリアから読み解き50のレッスンとして紹介。“ソロモン・R・グッゲンハイム美術館”や“落水荘”などの世界的な名作に見られる親密さとドラマ、連続と区切りを生み出す、柔軟で多様な空間づくりの視点と技をライトの著作から厳選した珠玉の言葉とともに解き明かし圧倒的な存在感を放ち続けるライトの仕事と人物像に迫ります。
目次
影響と発想源
土地とランドスケープ
デザインと社会
空間と体験
コンポジションとムーブメント
建築と身体
抽象と宇宙
著者等紹介
ベツキー,アーロン[ベツキー,アーロン] [Betsky,Aaron]
批評家、キュレーター、教育者。バージニア工科大学の建築・デザイン学科教授、元同学科長。フランク・ロイド・ライト建築学校の学部長、タリアセンの建築学校学長を歴任。建築に関する多くの著書がある
フィンク・シャピロ,ギディオン[フィンクシャピロ,ギディオン] [Shapiro,Gideon Fink]
ニューヨークを拠点として建築・デザインに関する著作活動を行う
ピアレジ,アンドリュー[ピアレジ,アンドリュー] [Pielage,Andrew]
アリゾナ州フェニックスを拠点に活動し、建築と旅行の写真を国際的に発表。現存するライト設計の全建築の撮影を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ganesha
4
バージニア工科大教授による、建築やスケッチ、著書からライトの人物像に迫った一冊。図版が多く光溢れる美しい建物を楽しみつつ読了。グッゲンハイム美術館に行って天井を見上げてみたい。2025/03/06
Teo
1
ライトの建築が好きなので買った。定番はやはり落水荘とかだろうけど、過去の東京芸術劇場だったかでライト建築展をやって落水荘の内部の一部を再現してくれた事があった。ひょっとしたらスケールを少し小さくしたのかもしれないが、あの時に中に入った記憶だと天井が低かった。もう一回やってくれないかな。2025/03/23
Sho-san
0
写真、ドローイングが多くて楽しい2025/04/20
インテリ金ちゃん
0
カラー写真満載でライトの建築を楽しめた。50のレッスンについては、同意できる点もあったが微妙。2025/04/01
sou
0
フランク・ロイド・ライトの建築に対する思想が様々な建築作品を通して紹介されている。建築のこと全然わからないけど、読みやすい解説文や美しい建物の写真で構成されているのでとても楽しめる一冊だった。あとロイドの思想が強くて面白い。丘の頂上は誰にも占有されずに開放されるべき、という思想だったから丘の眉=登り切る前に家を建てた(依頼主が頂上希望しても説得してやめさせた)とか、ダイニングには背筋を伸ばして直角に座るべきとか(ロビーチェアはそういうことなのか…?)、建築わかんなくても面白いと思える解説で良かった。2025/03/29