内容説明
プランクトンと聞いて思い描く生物はどのようなものでしょうか。ごくごく小さく、水に漂う不思議な生物。植物に分類されるもの、動物に分類されるもの、細菌とされるものなど、その生態は多種多様で、クラゲやエビ・カニなどの幼生、ウナギの仔魚などもプランクトンに数えられるのです。本書は、そんなプランクトンの驚くべき多様性、その生態やライフスタイル、地球という環境にどう適応し、どう進化したのかなどを明快に伝えるビジュアルブックです。世界中に無数に存在するプランクトンが、複雑に絡み合う食物連鎖にどのような役割を果たすのか。そして、温暖化、汚染、資源の枯渇といった地球規模の問題がプランクトンの生態にどのような影響を及ぼし、それが私たちの生活にどう影響するのかについて、重要な視点を提供しています。
目次
1 はずらしき多様性
2 生活様式と適応
3 捕食と繁殖
4 プランクトンが漂流するところ
5 海洋への栄養補給
6 未来に立ち向かって
著者等紹介
ジャクソン,トム[ジャクソン,トム] [Jackson,Tom]
『Strange Animals』や『Genetics in minutes』などの人気書籍も手がけたサイエンスライター。20年以上の作家生活の中で100冊以上の本を執筆。多数の雑誌に寄稿しており、アホロートルからゾロアスター教まであらゆる分野を扱う。専門は自然史、テクノロジー、科学全般。ブリストル大学で動物学を学び、動物園や自然保護活動家として働いたこともある
パーカー,ジェニファー[パーカー,ジェニファー] [Parker,Jennifer]
動物学と自然保護を専門とする作家兼アーティスト。動物学で学士、古人類学で理学修士、絶滅危惧種回復に関する大学院のPGD学位を取得している。大人向けのノンフィクション動物本を数冊執筆
ハースト,アンドリュー[ハースト,アンドリュー] [Hirst,Andrew]
南極からグリーンランドやグレートバリアリーフまで、世界中で研究を行っているプランクトンの第一人者。東京大学の特別研究員として2020年4月まで日本の大気海洋研究所で勤務
小針統[コバリトオル]
鹿児島大学水産学部水圏科学分野教授。北海道大学水産学部博士号修了。専門は水圏のライフサイエンス。一年の多くを海洋での研究・調査に費やし、プランクトンの生態研究や水産資源との関わりに力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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