内容説明
デジタル画像を構成する最小単位であるピクセル(画素)。そのひとつひとつは取るに足らない儚い存在だが、大量のピクセルが紡ぎ合うと活気に満ちあふれた、特有の創造世界が生まれる。2013年、インターネットに突如現れたのがピクセルアーティストのwaneella、本名バレリヤ・サンチロだ。以後、何百点ものデジタル作品を次々と発表し、世界中のファンを魅了し続けている。背景をメイン要素にとらえた都市風景画。陽の光にあふれる静かな部屋。ひらひらと舞い散る落ち葉、水面に広がる波紋、ゆったりと回転する換気扇。本書では彼女が歩んできた10年間の創造の旅を辿り、ビデオゲームと日本の文化に触発され、想像力豊かに繰り広げられるwaneellaのピクセルワールドの鮮やかな全貌を紹介する。
目次
waneellaができるまで
作品
制作プロセス
作品
制作プロセス
作品
著者等紹介
waneella[WANEELLA]
ピクセルアーティスト。本名バレリヤ・サンチロ。ロシアのゲラシモフ映画大学でアニメーションを学びながら創作の旅に乗り出す。大学在籍中の2013年、ビデオゲーム『スキタイのムスメ:音響的冒剣劇』(2011年)に魅了され、ピクセルアート制作を開始。Tumblrで多くのファンに支持され、人気アーティストとなる。16ビットゲーム的魅力あふれるタッチで詳細に描かれるwaneellaの都市風景は、e.sanchilloによる音楽つきのYouTube動画、垂涎もののプリント作品となり、ピクセルアートの世界で独自の創造空間を構築している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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