内容説明
異性装が活気に満ちていた古代からジェンダーが流動的かつ複雑な現代に至るまでドラァグの歩みとそれぞれの時代を築いてきたクイーン&キングのストーリーをたどりドラァグと多様化する社会を探る。
目次
第1章 グラマードラァグ
第2章 アートドラァグ
第3章 ブッチドラァグ
第4章 ブラックドラァグ
第5章 歴史におけるドラァグ
第6章 コメディドラァグ
第7章 ポップスタードラァグ
第8章 映画におけるドラァグ
第9章 ラディカルドラァグ
著者等紹介
ドゥーナン,サイモン[ドゥーナン,サイモン] [Doonan,Simon]
作家、ドラァグ愛好家。TVやラジオのコメンテーターとしても活躍する他、エミー賞にノミネートされたNBCのシリーズ『Making It』の審査員を務める。また、バーニーズ・ニューヨークのクリエイティブ・ディレクターとしてCFDA賞を受賞してもいる
frida people[FRIDA PEOPLE]
日本出身のドラァグアーティスト。ビクトリア大学大学院にて多文化コミュニケーションと応用通訳を学ぶ。アオテアロア(ニュージーランド)を拠点に、ドラァグでデモなどに出没する他、ウェリントンのバーやチャリティー、選挙イベントなどで、家父長制粉砕、パレスチナ解放、セックスワーク、入管解体などをテーマにパフォーマンスを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
118
ますます増殖しているドラァグ・クィーン&キング、怖いもの見たさで読みました。 化け物ではなく、美しい者をみたいと思っています(笑) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000084584.html2025/01/16
くさてる
16
豊富な写真と丁寧な解説で「ドラアグ」の歴史をたどる一冊。まったく知らない名前もあれば、既知の有名人の名前もある。豊かな文化と歴史の道をこういう風にたどれたことを嬉しく思った。良かったです。2025/07/02
圓子
4
わたしがドラァグに惹かれるのは、そこに越境者とか攪乱者の姿を見出すから。これすら大概身勝手な見方なのかもしれないが。出版記念パーティに参加して、翻訳者さんのサインをいただきパフォーマンスも観て、読む前から思い出のある1冊になった。第4章(ブッチドラァグ)第5章(歴史におけるドラァグ)第9章(ラディカルドラァグ)を特に興味深く読んだ。コメディドラァグとミソジニーの関係性には痛ててとなりつつああなるほどやっぱりそうかと大いに腑に落ちる。2025/03/01
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