内容説明
紀元前約2000年の古代オリエントにはじまる鍵の歴史。鍵は、時代の移り変わりとともに、時に実用的に、象徴的に、そして時にこのふたつの役割を担いながら発展してきました。木や骨、青銅、錬鉄、金銀など、さまざまな素材からなる鍵先、軸、環に動物や植物、神話、紋章、王冠、モノグラム、紋様などのモチーフが完璧にデザインされ、各時代の様式美を今に伝えています。本書では、ヨーロッパの主要美術館や個人が所蔵するコレクションとともに約4000年の鍵の歴史をたどりながら、西洋の鍵のすぐれた意匠と美を紹介します。
目次
鍵の形態学
紀元前約2000年
古代ギリシアの鍵
湖上住居の鍵
ケルトの鍵
ローマ時代の鍵
パレスチナの鍵
中世初期からカロリング朝にかけての鍵
ヴァイキングの鍵
ロマネスク様式の鍵
ゴシック様式の鍵
ルネサンス期の鍵
名匠の鍵
教会の鍵
侍従の鍵
バロック/ロココ様式の鍵
英国スタイルの鍵
重厚なアイアンチェストの鍵
ふたつの機能を果たす鍵
18世紀から20世紀の鍵
現代の鍵
ローマ時代からゴシック時代にかけての鍵の変遷
ルネサンス期から20世紀にかけての鍵の変遷
著者等紹介
ブルンナー,ジャン=ヨーゼフ[ブルンナー,ジャンヨーゼフ] [Brunner,Jean‐Josef]
西洋鍵のコレクター。アンティークの鍵に魅せられ、収集をはじめる。4年の調査期間を経て本書を執筆すると、長年、待ち望まれた鍵に関する参考書として評価を得た。貴重なコレクションの一部、ケルトおよびローマの鍵は、スイスのヴヴェイ歴史博物館に寄贈され、現在、当館の所蔵する鍵とともに一般公開されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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