内容説明
日本の切手をつくるのは、たった8人のデザイナーたち。はじめて本になる、彼らの物語。切手が好きな人、デザインに携わる人、毎日仕事と向き合う、すべての働く人に贈ります。
目次
玉木明
中丸ひとみ
貝淵純子
星山理佳
切手・葉書室長・利根川敦
丸山智
山田泰子
楠田祐士
吉川亜有美
切手デザイナーの机
著者等紹介
間部香代[マベカヨ]
愛知県出身。コピーライターを経て作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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日曜日のクマの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
87
出版されてすぐに購入したのですが、なかなか読むタイミングがありませんでした。もっと早くに読んでおけば良かったと思いました。子どもの頃から切手は好きで、コレクションしていたこともありました。最近では、デザインを楽しむようになりました。シール切手は使い切った後のフレームまで楽しむことができます。そんな切手をデザインしている方々の仕事が紹介されています。何だかうれしい気持ちで一杯です。2024/05/09
はっせー
58
デザインが好きな人や切手を使ったことがある人におすすめの本になっている。切手。最近使わなくなってしまったものの1つに数えられる。そんな切手のデザインをする人が日本でたった8人しかいない。そこにまず驚く!その8人のデザイナーさんにインタビューをして切手の魅力やなぜ切手のデザイナーになったかの経緯をまとめたのがこの本になっている!この本をイメージは「手編みのニット」かなと思う。不器用な部分もありながらその独特な温かさに包まれている。それと似た感覚を切手にも感じることが出来る!2023/09/16
びわこっこ
43
日本郵便には、切手・葉書室なるものがあり、そこには8人の切手デザイナーさんが所属している。日本の切手をつくるのは、このたった8人のデザイナーたちだ! その8人が手掛けた切手デザインと切手・葉書室の室長、利根川敦さんの物語。普通切手と特殊切手どのようにして生まれたのか、切手の印刷会社の話など、コラムとデザイナーの言葉で説明されている。今年の干支「エゾユキウサギ」がデザインされた、2円の普通切手、エゾユキウサギは写真のように見えるが、日本画が専門の貝淵デザイナーの描写だ。切手が生まれるまでの過程が面白い!🥰2023/01/19
水色系
36
文通が好きなので、自然と切手の絵柄にも注目している。事務職なので、切手を手にする機会も多くあり、この切手かわいい〜と思ったら買いに行ってる。(最近ならスヌーピーのがめっちゃかわいかった)今私が持っている切手も紹介されていて、作り手の顔、人となりがわかる素敵な本。さらに切手が好きになった。2023/03/26
マカロニ マカロン
30
個人の感想です:B。読書会で紹介された本。日本郵便の切手・葉書室には8人のデザイナーがいる。実名入りで切手をどのようにデザインしていったか、詳細にデザイン画付きで紹介されている。私は日頃手持ちの古い葉書や切手の郵便料の不足を補うため、1円~20円の切手を使うことが多いが、デザインをよく見ていなかった。この本を読んで、改めてルーペで切手をよく見ると、2円切手のエゾユキウサギはヒゲも後ろ足の爪もしっかり書き込まれているのがわかった。5円の親猿に抱かれる小猿のなんとも言えない表情が愛しくなって好きな切手になった2024/08/15