内容説明
月はいつ誕生したの?月の海の名称は?月が地球のまわりを一周するのにかかる時間は?月食とは?月が植物に与える影響は?「上弦の月」ってどんな月?月の入江はいくつあるの?月と地球の距離は?月面図を初めて作製したのは?月にインスピレーションを得た作曲家はだれ?月は人間の心理にどんな影響をおよぼすの?本書は、科学・文学・詩・芸術上の月に関するさまざまな疑問に答える「月の事典」です。かつてフランスに大ブームを巻き起こした、貴重で珍しいクロモカードのレトロかわいいイラストが、それぞれのページを飾り、コレクションにも欲しい手のひらサイズの愛くるしい1冊となっています。
目次
時代とともに
月の誕生
月の表面
月の海と大洋
月の湖と湾
月の山とクレーター
月の高地
月の動き
月と太陽
月と地球
月と星座
月と星
さまざまな月の顔
満月
新月
太鼓腹の月
三日月
スーパームーン
月の裏側
青い月、赤い月
ブラックムーン
月の色
灰色の月
月と潮の満ち引き
月と学者
月の暦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりん
28
まさに事典。ページ側面が金色で、どこか懐かしさを感じるクロモカードの挿絵がかわいらしい。月をテーマにたくさんのコラムがあるのに驚かされた。他の国の人の月の捉え方や、考えに意外性もあり興味深い。「詩人にとってのミューズ」「スーパームーンという名称は1979年、占星術師によって提唱された」「世界を闇に沈める新月をブラックムーンと呼ぶことがある」2021/12/18
M2
3
前半宇宙科学の話から神話・伝承系が中心で後半が月に関連する美容の話だった。2023/04/20
はな
2
毎日のように目にしている月ですが知らないことはまだまだたくさんあります。きっとこれからも新しいことが発見されるんだろうなと思うとなんだか不思議な気持ちです。装丁が可愛くて素敵なので少しずつ集めたい。2024/01/26
merci
2
☆☆☆フランス人の月の捉え方を知ることができた。文化の違いがとても興味深い。2023/04/18
のりたま
0
インテリアとして買う人を狙った本だろうと、あまり良い印象を持たなかったが、今どき珍しい天金に惹かれてつい買ってしまった。読んでみるとマトモだった。すみません。著者ブリジット・ビュラール=コルドーは80冊以上の著作があるジャーナリストだそう。訳者いぶきけいはクロモカードの本も出している。惑星地質学などが専門の佐伯和人が監修しているので理系の内容も確かだろう。研究に関する本に塗れて暮らしているのではなかったら、こういう本を小さな可愛い本棚に並べたかったな。87頁はわざわざこれを使わなくてもと思った。2023/03/19