内容説明
車の立ち寄り処、ドライバーの食事処、私の心の拠り所…全国のドライブイン109。
目次
0 地域を代表するドライブイン
1 北海道編
2 東北編
3 関東・東海編
4 甲信越・北陸編
5 近畿・中国・四国編
6 九州編
7 ドライブインを振り返る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
86
私が住んでいる場所からそう遠くない海岸沿いの国道。70年代は大きなドライブインが点在していてどこも繁盛していた。食事に休憩、主にトラックドライバーが多かったと思う。当時はコンビニはほとんどない時代、ドライブインがドライバーにとって唯一の休息場所だった。私も夜中に何度も行ったことがあるが、畳敷きのところもあって寝ている人も大勢いたな。トラック野郎という映画に出てくる菅原文太や愛川欽也のような恰好のドライバーもたくさんいた。当時の日本はみんな若い時代、しかし今やトラック運転手にとっては苦難の時代 頑張って2024/10/15
美登利
81
まさに昭和の後半、成人し独身だった頃は年に数回車で県外に旅行に行っていた。若さと言うのは恐ろしく高速道路なんて、教習所での講習さえ無かった(当時は高速道路が近辺にない)のに、地図を見ながらあちこち行ったな。そして目的地までの間にある主要道路から離れた山の道の傍らに見つけるとホッとしたドライブイン。これは旨い!と言う店にはあまり当たらなかったけれど、それでも旅人を癒してくれたね。我が地域でも小さなドライブインがあり、いまだ健在!地元の人が会食などで利用してる感じにはなってるけど頑張って欲しいね。2020/12/03
あじ
42
24時間コンビニ神話が崩れつつある令和元年。“レトロドライブイン”が密かな注目を集めています。結局私たちが求めていたのは、マニュアルでは包括できない懐の深さなのではないでしょうか。実家の居間で足を崩し、食事ができるような隙が“ドライブイン”にはあると思うのです。道路脇で朽ちながら決して恥じない佇まいに、ハンカチを目尻に押し当てました。個性豊かで統一感のない形態がそそります。【併せて読むと昭和よろしく哀愁】『昭和レトロ自販機大百科』越野弘之・著、『ドライブイン探訪』橋本倫史・著、『国道者』佐藤健太郎・著2019/07/26
d3
30
かつてモータリゼーションの発展とともに全国に点在していたドライブイン。時代の変化によって、その数は減少の一途をたどってきた。本書では日本各所のドライブインが紹介されているが、多くが「閉店」と案内されている。 ドライブインが衰退した原因とは、いまも残るドライブインが客を惹きつける理由は、ドライブインの未来はなど、熱量ある著者の考察がとても興味深かった。 風景がめまぐるしく変わる現代において、瞬時に当時へ戻ることができるドライブインはタイムマシン的役割を果たす。 もはや文化遺産と呼べるだろう。2025/01/13
山田太郎
30
単なる食堂のような気がしないでもないやつが入ってる気がしないではないけど。行ってみたくはなるので大したもんだと思わないではない。近くでいけそうなところがあんまりないので、わざわざ行くのもなんだしなと。疲れたからいい加減帰ろうかなと思った。最近仕事する気もおこらんな。2019/09/04