内容説明
ベトナム経済を動かしているもの、それはバイクだ。ホー・チ・ミン市だけで200万台のバイクが毎日懸命に道路という道路を縦横無尽に走っている。サラリーマンはバイクで通勤し、父親は子供達をバイクで学校へ送り、工業製品や農産物はバイクによって消費者の元へ届けられる―経済の屋台骨として、人とモノを山積みにしたバイクは生活者のライフラインであり、不可欠な人生の同志といえるだろう。本書ではどう見ても積載量を完全オーバーしながらも人々の生活をたくましく支える「珍バイク」を激写。生命力溢れる貴重なコレクション集である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
28
5人乗りだの油運んだりだの事故したらどうするのかと思わないではないけど、中国はそういえばこんなのなかったなと。上海だからかな、田舎いこうとは思いませんが。資料としては面白いと思いますが、なんか昔こんなサイト結構あったような気がする、なんか懐かしい感じがしました。2019/07/22
石油監査人
20
著者は、30年以上にわたって、アジアを取材しているオランダ人写真家。この本は、著者がベトナムで様々な荷物を目一杯積んだ小型バイクを182枚撮影した写真集です。例えば、3m程の柵を、運転手と同乗者が肩に乗せて片手運転で運んでいたり、バイクの本体が見えないほど多くの生きた鶏とガチョウを括りつけて走っていたりと、驚きと笑いの写真の連続です。流通インフラが未整備のベトナムでは、あらゆるものを小型バイクで運ぶという事が良く分かります。著者のホームページ(bikes-of-burden)も一見の価値があります。2023/04/22
yk
11
荷物の積み方がアーティスティックですね!まあモノを積むのはすごいとは思うけどなんかありそうだけど、ワンコが大量に乗ってるバイクがおもしろかわいくてイイ!2022/07/09