消えた屍体―死と消失と発見の物語

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  • サイズ A4変判/ページ数 175p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784766132021
  • NDC分類 280
  • Cコード C0022

内容説明

英国レスターの市営駐車場で見つかったイングランド王リチャード3世の亡骸。世間の関心を集めた「駐車場の王」発見事件をきっかけに書かれた本書は、歴史読み物であり、迷宮入り事件のミステリーでもある。取り上げられたのは死後、その遺体が行方不明になった28人。1955年に遺体が移動中に奪われ、1971年に再発見されたエビータことエバ・ペロンから、完全に所在が解らなくなったクレオパトラや織田信長まで、実に魅力的な人々の物語だ。もしやと思われる場所、あるいは思いもよらない場所から、次に発掘されるのは誰だろう?本書では、名高い(あるいは悪名高い)人物の生涯や最期の場面を紹介し、遺体が消えた理由、後に発見された人物に関しては見つかったいきさつまで、豊富な図版をつけて詳細に語っていく。一体、彼らに何が起きたのか?さあ、歴史の謎を解く旅に出かけよう。

目次

1 消された屍体(ネフェルティティ;アントニウスとクレオパトラ;アレクサンドロス大王 ほか)
2 発見された屍体(ローマ教皇フォルモスス;リチャード3世;セルバンテス ほか)
3 失われた屍体(ロンドン塔の王子たち;ルイ・ル・プランス;ロアール・アムンセン ほか)

著者等紹介

デイヴィス,ジャンニ[デイヴィス,ジャンニ] [Davis,Jenni]
過去の出来事に秘められた物語と未解決の謎に熱く迫る、歴史・文化自然遺産・旅行ライター。英国ウィルトシャー、ソールズベリー近郊在住

堀口容子[ホリグチヨウコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

25
生きとし生けるもの、すべてに死は平等に訪れる。偉大な人物だからこそ盛大に埋葬されるとは限らず、悪魔のような独裁者だからといって首を斬られてしまうとも限らない。そういう意味でも、死は平等なのだ。『消えた屍体』は、歴史上の人物の遺体をめぐるミステリーを紹介する。本書は3部構成になっており、かつては遺体の所在がわかっていたのに現在では不明になっている「消された屍体」、正しくない場所に安置されたものの現在では安息の地で眠っている「発見された屍体」、そして完全に消えてしまった「失われた屍体」である。(つづく)2019/08/11

ロア

23
思った以上に歴史の本で、ちょっと勉強に近い感覚。知らない人や興味の薄い人のページは読んでてもなかなかアタマに入ってこなかった…(;^ω^)にしても、土葬の国の人たちは死体を簡単に掘り起こしちゃうのイクナイ!(*`ω´*) 2019/04/10

16
墓不明遺体不明生死不明な歴史上のみなさんの物語。アルフレッド大王、クロムウェル、ロンドン塔の王子様2人等イギリス人が多めで、他はゲバラにエバペロンにネフェルティティ等。土葬やミイラで屍体が残ってしまう文化ならではの特集本だなあと思った。しかし何処の国も時代もだけど、墓を掘り起こしてあれこれするのは人として止めたまへ…。トリが何故か突然の焼死体ノッブで謎だった。他に日本の人ひとりもいないのに。映画の刀剣乱舞みると謎が解けるかもよ☆2019/03/02

組織液

11
偉人の亡骸がどのような顛末を辿ったかを簡潔に書いている本です。アウグストゥスがアレクサンドロス大王の遺体にキスしようとして鼻を少し欠損してしまった、という逸話は以外とはじめて知りましたね。ただ翻訳のせいか読みずらかった() あと人選はどういう基準で選ばれてるんですかねこれ。ここに書かれていない偉人についてもなにかで調べようかな。2022/07/23

みいやん

10
歴史上の人物や有名人の失われた墓や遺体はどこにあるのか?… 歴史の謎解きはおもしろいけど、世界史で習ったことを思い出しながらも複雑で、ちょっと疲れた。2019/02/02

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