バンクシー・ビジュアル・アーカイブ

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  • サイズ 46判/ページ数 140p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766131413
  • NDC分類 727
  • Cコード C0076

内容説明

天才覆面グラフィティ・アーティスト「バンクシー」。初期作から、2017年3月パレスチナ自治区ベツレヘムの「分離壁」の前にバンクシー自身が創設した“世界一眺めの悪いホテル”まで代表作品を収録。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

105
バンクシーはいつでも弱い者の味方だ。落書きされた建物の所有者は壁ごとクリスティーズでオークションにかける。億単位の落札も夢じゃない。が公共の施設の場合、理解がない、センスのない頭でっかちな判断で消されてしまうことも。メッセージが権威や強者を痛烈に批判するから。有名になることで図らずも商業的な成功を納めてしまうのはストリートアートの旗手としては恥だと言い放つこともいい。世界が見捨てるガザの隔離壁に込めた平和への願いを踏みにじるアメリカ史上最悪の大統領、トランプ不動産のバベルの塔にぜひとも落書きして欲しい。2019/04/08

アキ

59
バンクシーの風刺の効いた刺激的なアート作品のすべてを写真で見ることができる。今はもう消されてしまった作品も多くあり、ファンで写真を残してくれた写真家に感謝。2002年から時系列に並んでいるが、変わらないその姿勢と政治的に批判精神の表現方法として世界中に影響を及ぼしている。「There is always hope」「The Flower thrower」「Call an airstrike」「Crayola shooter」「Shoe shine」「Basquiat」どれも洒落が効いていて現状批判がある。2019/08/17

Y2K☮

37
前から関心があった。かつて岡本太郎は「絵を売らない」と宣言し、他の手段でお金を稼いだ。だからこそ絵においては誰にも忖度せず、言いたいことを作品を通してフリーに表現できた。大阪万博の会場の屋根を太陽の塔でぶち破ったように。バンクシーにも同じ匂いを感じる。有名な「花を投げる人」を見て欲しい。芸術で戦うとはこういうこと。直接花を投げたところで権力にも暴力にも勝てない。だがアートとして表現すれば世界中の人々に伝わり、見えない力が波及して何かを変えるうねりを生じさせる。伊坂幸太郎「PK」みたいな意志と勇気のドミノ。2021/07/12

Y2K☮

33
バンクシーはパレスチナでの活動をずっと続けてきた。代表作として知られる「花を投げる人」や「子猫」「世界一眺めの悪いホテル」など(CASA BRUTUSのWEB記事によると、同ホテルは10月12日以降閉館しているとのこと)。連日の報道を見てアートで戦争は止められないと肩を落とす人もいるだろう。しかしアートが我々にもたらすのは実効性ではなく可能性だ。人が想像したことはいずれ実現する。傍観は現状追認だけど正義感と独善性は紙一重。言葉や行動の暴力に訴えても負の連鎖は止められぬ。自分なりのやり方で花を投げ続けたい。2023/12/04

たまきら

32
持たざる者への虐待を許さぬ目線。メッセージはダイレクトで、地球という一つのコロニーを共有している感覚に酔う。そして、イギリス人の笑いのツボ。well hungににやり。俗語で「巨根」です。2021/03/05

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