職人的伝統と、その技術を学ぶ紳士靴のすべて

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  • サイズ A4変判/ページ数 215p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784766131222
  • NDC分類 589.25
  • Cコード C0070

内容説明

ハンドソーン・ウェルテッド製法の紳士靴は、ファッションの領域を超えた職人的工芸品であり、たったひとりの足のためだけに作られるカスタムメイドの芸術品である。一足の紳士靴を傑作たらしめるラスト職人、なめし革工、縫製士、靴職人たちの技術と伝統。その全貌を説くのは、ハンガリーのブダペストにある愛好家垂涎のビスポークシューズブランド「ヴァーシュ社」(VASS)創業者、ラズロ・ヴァーシュである。プロ、アマチュア問わず、全世界の靴好きに愛されてきた名著の日本語版が、ついに登場。

目次

サイズ
ラスト
靴のスタイル
アッパー
紳士靴のすべて
靴の手入れ
靴の工房

著者等紹介

ヴァーシュ,ラズロ[ヴァーシュ,ラズロ] [Vass,L´aszl´o]
1946年、ブダペスト生まれ。1964年より、ハンガリアン・ファッション・インスティテュートにて裁断士、縫製士、靴職人、デザイナーとしての修練を積んだのち、1970年に靴職人としての資格を取得。手作りの紳士靴と婦人靴を専門に製作する個人の工房に入り、アシスタントチーフデザイナーならびに靴職人として働く。1978年、ブダペストの中心地に自身の工房をオープンし、1988年からは20人のスタッフとともに伝統的な靴作りに専念

モルナール,マグダ[モルナール,マグダ] [Moln´ar,Magda]
1943年、ブダペスト生まれ。ブダペスト大学で英文学を学ぶ。美術書の発行人として、出版社のヘリコン社で最高責任者、ヴィンス・ブックスの代表を務め、国際出版シーンで活躍する

山口千尋[ヤマグチチヒロ]
1960年大阪生まれ。1980年に京都の靴メーカーに就職。1987年にロンドン芸術大学で靴を学ぶ。ロイヤル・ソサエティ・オブ・アカデミー賞を受賞。1991年に英国ギルドオブマスタークラフツメンの資格を授与される。ドクターマーチンなど米英伊日の企業と契約。1996年、ギルド・オブ・クラフツ設立。1999年、靴学院サルワカ開校。メディアへの登場も多く、日本のビスポーク靴の第一人者として知られている

和田侑子[ワダユウコ]
早稲田大学社会科学部卒。書籍編集者を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

16
少しずつ読み進めてようやく読了。紳士靴の成り立ちや、ビスポーク(オーダーメイド)によるハンドソーンウェルト製法の革靴が出来上がるまでを詳細に解説している。ハンドソーンの解説が中心だが、機械による大量生産のグッドイヤーウェルト製法の革靴であっても基本的な構造は同じで、1足の靴がどれだけ精緻に作り込まれているかを知るにつけ、適当には扱えないなと気持ちを新たにした。2018/11/11

ナタデココ

1
ご自身が職人なので、普通の解説本にはない説得力がある。伝統と技術のあまりの深さに気が遠くなってしまう。これからも敬意は絶やさず、けれどもあくまで一つの道具として、愛持ってラフに使っていきたい。日本の気候を考慮してなのか、シューツリーはすぐ入れるなって言われてることが多いので意外でした(僕はすぐ入れちゃう派)。図書館。2021/08/19

EST

0
★★★☆☆ ほぼ図鑑。サイズも大きく写真がふんだんに使われています。 「靴は人の足のとりわけ繊細な構造を、あらゆる種類の不快さから保護する。また、着用者のファッションの一部として、その嗜好や社会的立場も表現する。エレガンスは靴から始まるのだ」 ー「はじめに」に記載されている一文より。 本書は、サイズ、ラスト、スタイル、アッパー、靴の手入れ、靴の工房の全7章から成り、まさに紳士靴のすべてを網羅した本と言えます。紳士靴に興味がある方、好きな方には必見の書と言えるでしょう。 2018/10/08

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