内容説明
ハンドソーン・ウェルテッド製法の紳士靴は、ファッションの領域を超えた職人的工芸品であり、たったひとりの足のためだけに作られるカスタムメイドの芸術品である。一足の紳士靴を傑作たらしめるラスト職人、なめし革工、縫製士、靴職人たちの技術と伝統。その全貌を説くのは、ハンガリーのブダペストにある愛好家垂涎のビスポークシューズブランド「ヴァーシュ社」(VASS)創業者、ラズロ・ヴァーシュである。プロ、アマチュア問わず、全世界の靴好きに愛されてきた名著の日本語版が、ついに登場。
目次
サイズ
ラスト
靴のスタイル
アッパー
紳士靴のすべて
靴の手入れ
靴の工房
著者等紹介
ヴァーシュ,ラズロ[ヴァーシュ,ラズロ] [Vass,L´aszl´o]
1946年、ブダペスト生まれ。1964年より、ハンガリアン・ファッション・インスティテュートにて裁断士、縫製士、靴職人、デザイナーとしての修練を積んだのち、1970年に靴職人としての資格を取得。手作りの紳士靴と婦人靴を専門に製作する個人の工房に入り、アシスタントチーフデザイナーならびに靴職人として働く。1978年、ブダペストの中心地に自身の工房をオープンし、1988年からは20人のスタッフとともに伝統的な靴作りに専念
モルナール,マグダ[モルナール,マグダ] [Moln´ar,Magda]
1943年、ブダペスト生まれ。ブダペスト大学で英文学を学ぶ。美術書の発行人として、出版社のヘリコン社で最高責任者、ヴィンス・ブックスの代表を務め、国際出版シーンで活躍する
山口千尋[ヤマグチチヒロ]
1960年大阪生まれ。1980年に京都の靴メーカーに就職。1987年にロンドン芸術大学で靴を学ぶ。ロイヤル・ソサエティ・オブ・アカデミー賞を受賞。1991年に英国ギルドオブマスタークラフツメンの資格を授与される。ドクターマーチンなど米英伊日の企業と契約。1996年、ギルド・オブ・クラフツ設立。1999年、靴学院サルワカ開校。メディアへの登場も多く、日本のビスポーク靴の第一人者として知られている
和田侑子[ワダユウコ]
早稲田大学社会科学部卒。書籍編集者を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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