内容説明
猫が書いたエッセイ。なんでもないような日々にいっぱいの発見。泣けそうで笑える!哲学的な母猫と勇者の息子猫の13年間。
目次
序章 あたしはポン・プルクワ。猫である。
第1章 ビルが崩れて始まる新生活 のぞみのまち
第2章 地面が近い冒険の地 ほうなんちょう
第3章 おでこと暮らす よよようえはら
第4章 鳥の点呼ではじまる薄闇時代 なぞのまち
第5章 猫喰いばあば暗躍の街 おおやまちょう
第6章 犬来たりて帝国の危機 こまば
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei
1
☆☆☆☆2015/07/29
しましまねこ
1
まるで「ある修道女の日記」なんて題で白水社から出そうな感じの本でした。国書刊行会かな?装丁がね、素敵です。帯は要るかなぁ。。猫本的過ぎる帯。 この本は猫が書いてる訳ですが、私には不思議な声をしたマダムが日々と生きることについて、諦めと希望と愛を込めて書き綴った手記に思えました。 特に夕方の話は秀逸。夜の音を吸い込む壁まで彼女とウチの猫とわたしとカントで行って空っぽになる迄鳴いてみたいな。そしてお腹いっぱいご飯と愛を詰め込む。んで、団子になって眠る。出した分だけ入れなきゃね。2015/05/22
さえ
1
触発されてうちの猫も何か書きはじめないだろうか?と、思わせるネコ好きにはたまらない一冊2015/05/12